北方謙三『抱影』/ボブ・ディラン・モノ・ボックス | 音盤ながし

北方謙三『抱影』/ボブ・ディラン・モノ・ボックス

新年初ブログ。すでに4日。スタートからだらけてるな(笑)
●北方謙三『抱影』
 北方の現代モノは久しぶりかな。ずっと中国モノを読み続けていたから、ちょっと新鮮。で、ちょっとなんだよ違い、やはり北方謙三だ。現代でも水滸伝の世界でも、北方はくどいほど、男に生き様を語らせる作家なんだってこと。だから水滸伝も北方ハードボイルドとして読めるんだよね。
 今年の1冊目『抱影』の主人公はストイックだ。自分の流儀に拘る。端から見て、なんでそこまで、と思わせる程。で当然ながらかっこいい。ひとり静かに酒を飲み、葉巻を嗜む。ただ、命なんかいつ捨ててもいい、というような怖いモノ無しに生きる人物を主人公にするのって、どうなのかな、、、俺はそんな小説に飽きたのかもしれない、とこれを読みながら考えていた。

●『ボブ・ディラン・モノ・ボックス』
 原題は『BOB DYLAN THE ORIGINAL MONO RECORDINGS』。'62年のデビュー・アルバム『Bob Dylan』から'68年『John Wesley Harding』までの8作品を、モノラルミックスでCD化したもので、紙ジャケのほか日本盤には当時と同じ帯まで付いていて、マニア心をくすぐるボックスとなっている。しかも
中村とうよう氏による当時のライナーノーツも入っているから、丹念に読めば(まだ読んでいないので、、、)、ディランが当時の日本で、どのような存在だったのかが伺えるような気がして興味深い。60年代のディラン作品だから、全部持っているのは当然のことで、ボーナス・トラックも無いわけだから目新しさは無いのかも知れなし、モノだと言われても俺の普段のリスニング環境(店内)ではピンとこないかなとも思った。でも買ってしまったのは、既に持っているディランCDの音質への不満があるからで、ディランに限らず、CD時代に入った頃に続々リリースされたCDは、たいてい音質が悪いからです。安直にCDに焼き直したのが多かったんだよね。せっせせっせと好きだったLP盤をCDで買い直したんだけど、気がつけばなんでこんなに音が悪いの?となったわけ。これは悲しかった。だから好きなアルバムのリマスター盤が出る度に買わされるハメになる。これは音盤好きの宿命なのか(笑)いい加減にしないとな、という自戒も「リマスター」の名の下に忘れられ、、、。という言い訳の上に、この立派なディラン箱が手元にあるわけです。まだ数枚しか聴いていないけど、ほんと音が良いよ!生き生きとしたディランの歌とギターとサウンドが凄く新鮮。これは買って正解でした。
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