10,000MANIACS『mtv unplugged』/大沢在昌『ブラックチェンバー』 | 音盤ながし

10,000MANIACS『mtv unplugged』/大沢在昌『ブラックチェンバー』

 義父が23日(土)に亡くなり、26日に葬式、27日に初七日法要を済ませた。
大沢在昌『ブラックチェンバー』読了。警察、公安、暴力団、ロシアン・マフィア、そして正義を標榜する謎の組織ブラックチェンバー。大沢らしい小説だ。ハードボイルドを読み始めた20代の頃からずっと大沢の小説は好きだった。だが、どうもいけない。悪辣な連中が騙し合い殺し合う小説が、もう楽しめなくなった。暴力や殺人を含む活劇が嫌いになったわけじゃない。どうも大沢ハードボイルドのストーリー仕立てがエンタテイメントとして楽しめなくなった。元北朝鮮の女性工作員チヒの活かし方にも疑問が残った。まあ読むこちらの体力が低下しているってことかもしれないけど(笑)

●10,000MANIACS『mtv unplugged』

 10,000MANIACSというよりナタリー・マーチャントの、ソロになる以前の彼女を聴いてみたくなった。今年リリースされた彼女の新作『LEAVE YOUR SLEEP』がほんと素晴らしかったので。ウッドストック・サウンドという本の中で山本智志が「マニアックスはフェアポート・コンヴェンションを80年代半ばに登場させたようなグループだったが、そのなかで彼女は都会のジプシー、もしくは遅れてきたヒッピーといったムードを振りまき、アメリカの大学生やインテリ層を魅了した。」と書いている。そうかなるほどね。俺は彼女の目差しの強さ、毅然とした歌声に魅力を感じているんだけど、そこから感じられる知性は、若い頃はすこし違った風に発散していたのかな。'87年の『IN MY TRAIBE』で印象的だった
「ホワッツ・ザ・マター」「ヘイ、ジャック・ケルアック」「ライク・ザ・ウェザー」がここでも良い感じだし、パティ・スミスの「ビコーズ・ザ・ナイト」も客に大受けしてる。やはりこうして聴いてみると、マニアックスというバンドは、ナタリー・マーチャントというシンガーの魅力に負うところが大きかったということかな。
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