昨日、めちゃくちゃたまらんラブラブことがあったのでシェアさせてください。
 
まずは背景から。
 
長男(22歳、山口県在住)
次男(20歳、東京都在住)
四男(16歳、中学校卒業後今年の春から西宮市在住)
 
四男は阪神タイガースが好きで
自分のお金で甲子園に観戦に行くことがとりあえずの「夢」ということで
甲子園内にあるたこ焼き屋さんでのアルバイトを決め、独り立ちしました。
 
ですが、このコロナ禍で
甲子園が予定通りに開催されないから
その影響で仕事がなくなる
甲子園がないときは
系列のほかのお店に行かせてもらうことになっていたのだけど
とても不安定な生活を余儀なくされていました。
 
8月には一ヶ月、こちらに帰ってきてもいました。
(夏の甲子園が無観客になったのと、系列店の閉店もあって仕事がなかった)
 
でもそれは、とても本人にとって
自信をなくしてしまう時間だったのかもしれません。
 
自分の意志で自立することを決め
月に最低7万円の収入がなくてはやっていけなくて
それもなかなか達成できず(本人のせいではないのに)
そして家に戻らざるをえなかった現実。
 
一応、兄たちは自立して、それなりにやってるのに
自分は…って
一番負けず嫌いな四男にとってはつらかったのだと思います。
 
そして9月になって西宮に戻るも
相変わらず不安定な日々で
あちこちに飛ばされ
ひどいところでは電車で2時間かかるラーメン店に派遣されることも。
(往復4時間、実働5時間とか)
(それでもお仕事もらえているありがたさはもちろんある)
 
16歳で社会で働くことだけでも大変な時期に
職場が安定しなくて
いろんな大人の世界に飛び込んで仕事をし
それも、次いつ仕事があるのかわからない状態で。
 
そうして10月に入って、病んでしまっていたのでした。
 
ある朝電話をもらって、体調を聞くと
眠れない、食べられない、息苦しさ、動悸…という症状があったので
すぐに迎えにいき、心療内科を受けました。
 
診断は適応障害の入口っぽい感じでした。
 
お医者さんからは仕事の不安定さが原因だろうから、ということで
わたしもその診断を受けて
四男の職場の上司の人と電話をし
事情をいうと、わかってくれ
そこからは安定的に仕事はもらえているようです。
 
が、症状はよくもならず、すこし悪化しているように思います。
 
でも本人は頑張りたい様子で
わたしは連絡をまめにいれていて
あかんなと思ったら迎えにいこうと思っていました。
 
 
そんな矢先
阪神ファンの長男がクライマックスシリーズの今日(11月8日)のチケットを取り
次男を誘ったら来るって言うから
ふたりで観戦して
四男のところのたこ焼きを買い、四男の家に泊まるという計画が生まれました。
 
わたしはそれを聞いて、すごくうれしかった。
 
四男にとって、今は楽しみが見いだせない生活が続いていて
・仕事が不安定
・お金がぎりぎり
・だから遊ぶことも買い物もろくにできない
という循環の中
 
11月8日には兄弟ふたりが遊びにきてくれる!!
 
ってことが、とても目標になっていたと思うのです。
 
だって、お金ぎりぎりなのに
大阪の大きな100均に行って
兄らのために安いブランケットを用意したって言ってたくらいに。
 
なのにね…
 
野球がわかる方ならご理解のように
クライマックスシリーズは3戦中、早く2勝したほうが勝ちあがれるのですが
阪神は昨日、2敗をきしてしまって
今日の試合はなくなったのです…
 
 
わたしは昨日、必死で阪神を応援していました。
 
それは勝ち負けよりも
今日の試合が開催されてほしかった一心でした。
 
 
でも負けました。
 
四男がまた…落胆することを想像しました。
 
この春から、何度落胆してきたでしょう。
 
 
夕方、長男とLINEしたときに
ダメもとで
「四男のところって、行かねんよな?(笑)」って送ったら
最初は「さすがにな~」って言ってたんやけど
 
その後、次男とこんな会話をしてくれていたみたいで。。。
 
 
 
 
 
 
泣いた
 
 
全米より泣いたよね。。。。。
 
 
 
 
 
ちなみに次男はご存知
不登校2回、ひきこもり歴1年半、自殺も考えていた男(笑)
 
でも社会にでてから
自分でいろんな資格も取得していて
その中に「児童心理アドバイザー」の資格もあって
それは、自分と同じような想いをした人の役にたちたかったから。
 
 
 
このご紹介したLINE画像は長男からの分だけど
同時刻に次男からもこのやりとり送られてきていて(笑)
 
画面の向こうで
とても誇らしい気持ちになってるサヌキふたりを感じていた。
 
どや、おかあ
ワシら、行くんやで。
 
意気揚々としている顔が浮かんだ。
 
 
 
 
もうね、こういうとき
もちろん親ができることもあるんだけど
 
兄弟だからできることがある。
 
むしろ、親じゃないほうがいいところもあって。
 
だって四男にLINEしても
結局、もう親には迷惑かけたくないとか思っているから
ぎりぎりまで甘えてくれないのよね。
 
それで
その気持ちもわかるし
大切にしたいから
ただただ祈って見守るしかなかった。
 
 
 
 
昨日の夕方、阪神の負けが確定したあと
ウォーキングに行った。
 
夕焼けを見ながら、なんで神様は叶えてくれないの?って
ひさびさ、悲しかった。
 
いつも起こることは必然
 
悪いように見えても、それは幸せにつながっている
 
そう信頼して生きているけれど
 
今回はあの子たちの再会を叶えてくださいよ~
そう思ってたから。
 
 
でも結果こうなった。
 
なんなら、むしろ
野球があって彼らの再会があるよりも
 
野球がないのにも関わらず
彼らの再会があるほうが
価値がある。
 
 
神様はいる。
 
いつも最高の未来を用意してくれている。
 
 
わたしはそう信じれる。
 
 
まだ泣ける。
 
 
わたしは自分の子どもたちを見ていると
 
いつもいつも誇らしい気持ちをもらっている。
 
 
ここにわたしの価値がある。