あっという間の旅でした。

 

それぞれが仕事を抱えていたり、離れて暮らしていたりする我が家だから。

 

金曜日の夜中に出発して

 

土曜日の朝に長男と再開。(3月以来)

 

お昼前に東京から次男到着(5月以来)

 

家族みんなで花火大会で過ごして

 

片付けなどして、終わってから一緒に温泉に行った。

 

 

みんなで暮らしているころ、たまにスーパー温泉に行って、夕飯を食べるってコースででかけたので

 

とってもなつかしかった。

 

 

あの頃は当たり前だった日常が

 

こうして離れ離れになってみて、改めて、どんなに大切な時間だったのかがわかる。

 

 

みんな前日寝不足だったりしたので

 

帰ったら、すぐに寝た。

 

 

夫は車で寝たけど

 

あとのメンバーはみんな長男の部屋で寝たのです。

 

 

長男の部屋は縦長の…たぶん4畳あるかないか。

 

雑魚寝もざこね。

 

なつかしかった。

 

いや、ここまで狭い部屋で寝ていたことはないんだけど(笑)

 

なんというか、匂いが落ち着くのね。

 

なつかしい匂いがするのよ、家族が寄ると。

 

 

 

そして日曜の朝

 

長男はもう朝から仕事で

 

わたしたちも帰り支度。

 

 

バイバイするとき、長男をぎゅっとハグした。

 

棒立ちだったけど(笑)

 

「ちょっと我慢しーやー」って言いながら、ハグした。

 

 

ちゃんと体で伝えたい。

 

言葉でも伝えたいけど。

 

ちゃんと伝えたい。

 

 

ちょっとさみしそうだったな、長男。

 

 

もちろん、わたしはもうボロ泣き。

 

かろうじて、長男の前ではぐすん汗ぐらいだったけど

 

車に乗ってからは号泣。

 

 

会うほうがつらいね。

 

普段、普通に離れていると、ここまでつらくならない。

 

会っちゃうと、強烈に存在を感じてしまうから、嬉しいけど、あと苦しい。

 

 

 

そして、ゆっくりゆっくり三重に向かって帰りました。

 

 

そして夜は鍋をしました。

 

 

次男が「鍋はひさしぶりだ」と言ってくれたのでうれしかった。

 

 

 

実は次男、東京でひとり暮らしを始めてから

 

一日一食生活をしていて、そのうえ、睡眠時間がいつも一時間ほどだと聞いていたのです。

 

 

食欲もそんな湧かないし

 

睡眠も一時間でどうしても目が覚めるし、別に寝足りないって感じじゃないねんって言ってて

 

仙人みたいになってきているのかな?って思っていたんです。

 

もともと、そういう気のある子でもあったし。

 

 

夏には三日間なにも食べられなくなったことがあって

 

そのときはさすがに心配したけど。

 

 

でも、不食の人とかもいるし

 

寝ない人もいるしって思ってたんだけど

 

この週末一緒に過ごして

 

明らかに一食以上食べているし

 

車での中で昼寝したり

 

夜もどうもぐっすり寝ているみたいなのに気づき

 

聞いてみたんです。

 

 

そしたら

 

「家やったらなんか寝られるな」って言いました。

 

「ワシの炊いてるご飯、美味しくないんやな」って言いました。

 

 

 

そこでわかったんですよね。

 

 

16歳。

 

東京。

 

ひとり暮らし。

 

 

気が張ってたんだよな。

 

 

当たり前だ。

 

 

仙人みたいな子だけど、仙人じゃない。

 

ただの16歳のチャレンジャーなんだってこと。

 

 

 

美味しそうにお鍋とご飯を3回もおかわりする姿を見て

 

うれしさと、せつなさとで胸がぎゅーってして。

 

 

「帰っておいでよ」

 

そう言いたいけど、それは彼が決めること。

 

 

男だもん。

 

サヌキだもん。

 

 

ボロボロでも、外で戦おうとする。

 

 

だから、わたしは

 

いつでも帰ってこれるあったかい港でいたい。

 

 

 

今朝、次男も帰っていきました。

 

 

そしてラインが来ていて

 

「また帰るから、それまで頑張りやー」

 

だって(笑)

 

 

わたしが泣いているとでも思ったんだろう。

 

 

そうか、頑張るのはわたしなんだな。

 

自分が頑張るのは、当たり前で。

 

 

 

男って

 

男って

 

どこまでも

 

本当に優しくて強くあろうとする存在なんだな。

 

 

 

今日はミスチルのHANABIを聞きながら

 

なんどもなんども

 

きらめいていた家族の時間を思い出して泣いています。

 

 

きらめきの強い時間ほど

 

本当にさらさらと手のひらからこぼれ落ちてくように過ぎていってしまって

 

その分、あとが苦しい。

 

 

愛が強ければ

 

反転したときの苦しみも強い。

 

 

けど、愛したいね。

 

 

苦しみを避けるために

 

愛さないなんて選択肢はないと思った。

 

 

 

そして幸せなんだろうね。

 

本当に豊かなんだろうね。

 

 

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忘れない、花火。