後半、PTAの会長さんの祝辞が素敵でした。
「家で毎日のようにテーマソングみたいにかかっている歌があります。」とその歌詞を言ってくれたのですが
ご存知ですか?「サイレントマジョリティー」という欅坂46の歌。
わたしも長男から「めっちゃいい歌詞やで」って教えてもらったから、知ってました。
「君は君らしく 生きていく自由があるんだ
大人たちに支配されるな
初めから、そうあきらめてしまったら
僕らはなんのために生まれたのか?
夢を見ることは時には孤独にもなるよ
誰もいない道を進むんだ
この世界は群れていても始まらない」
この歌詞を朗読されました。
個人的に、めっちゃセンスのいい人だなぁって嬉しくなりました。
わたし、この歌詞、痺れますもん。
えらそうな言い方になるかもだけど
捨てたもんじゃないなぁって思いました。
この歌詞を紹介できる保護者の方がいて
時代はきっと間違いなく変わってる。
そこでわたしの心もぱぁっと開いたんです^^
卒業式とかの式典嫌いで
閉じてますから、わたし(笑)
そのあとは、卒業生たちが「15秒スピーチ」というのをしました。
ひとりひとり
マイクの前で
先生への感謝や、親への感謝、友達への思い
を語るんです。
わたしはやっぱり
自分の言葉で話すのが聞きたい。
それはもう、とても感動しました。
印象に残っているのは
何人もの子が「教師になりたい」って夢を話していたこと。
きっとね、うちの次男は合わなかっただけですが
ここの中学校の先生たちと生徒たちの信頼関係ってすごくあるんだなってこと。
先生への感謝を述べている生徒さんたちの言葉を聞いていると
すごくそれを感じました。
あとは友達への想い。
親への感謝。
マイクを使わずに伝えたいと言って、大声を出してお礼を言ってた子。
すごく感動しました。
そして
…
次男はどんなことを言うんだろう?
ドキドキワクワクしてました。
次男の番になって
「僕はこの中学校に17日間しか通ってないけど
みなさん、それぞれの温かさを持っていると思います。
どうか幸せになってください。」
と言いました。
この言葉が言える次男が
わたしは誇らしいです。
飄々と表情を変えず
最後、退場していく次男を見ていたとき
なぜか一番泣けました。
どんな想いなのだろう?
なんの愛着もない学校の卒業式というのは
どんな感じなのだろう?
今、でも
彼の心には支えがあるのです。
つらい経験をして
その体験が誰かを
『自分ではない存在』
に向ける愛に育ち
その愛するという気持ちは
すごいパワーを持っているのだなぁと思います。
とっても凛と見えたので
それがとても泣けました。
このとき「年齢半分」
話してくれた夢も
この中学校で苦しい想いをしたからこそな
夢でしたから
きっと本当にすべてギフトなんです。
表面だけを見ていては受け取れない
豊かさがありますね。