夫の陰が極まった日

今日はこれだけは書きたいのです。

夫と初めて外にパンを売りに行きました。

京都で毎月開催されている東寺さんです。

東寺には夫は

前の勤め先から出向していたご縁などがあり

今月から入らせてもらえることになりました。

詳しい経緯は省きます。

これから毎月出店させてもらうことになりました。

東寺さんには早朝から入らないといけないので

夫は昨夜のうちに京都入りし、先にお店を出してくれていて

わたしはソラを保育園に預けてから向かいました。

夫って、ほら。

パンを売るような顔してないでしょ？笑

こんな格好やし。

それに、これまではプライド高く、苦手なことには手を出さずに来た人です。

まさか、前夜から１人で行き

わたしにも

ゆっくりおいでや〜なんて言ってくれてた。

でもわたしね、

早く行ってあげないと〜って思ってた。

性格知ってるから^ ^

だけど今日は濃霧で電車が軒並み乱れていて、やっと着いたときには１１時になっていました。

その間、夫からたくさんのメールが届きます。

不安だったのだと思う。

こんな苦手なこと、やりたくなかったはずだ。

そう

これまでなら

逃げてた。

最近会う人会う人に

ひたすら

『ごちゃごちゃ言う前にやれ』

そう言ってたのは、自分に言ってたのだ。

私たちはお店が持ちたいと思ってやって来て

いろいろチャレンジして来たけど無理で

だけど、今日は気づいたら

お店を始めていたの。

露がつくけどね。

露店 笑

でも

お店には変わりがない。

これまで

整えられた箱の中では大活躍してきた夫。

どこかにお勤めすると言うことは

整えられた箱の中で、なの。

それは別に悪いことではない。

でも、夫は

何かを自分で始めようと

人生を動かしたの。

そして

初めて夫が自ら動いて

自ら手にした場所での

初めての売り上げ。

本当に１人で何度もウルウルなったんだって。

帰り道も

夫は何度も感慨深そうに

今日の一歩を振り返っていた。

ワシ、やったで。

そう言いながら。

スタートは

なんと露店。

けど、ここから始まりました。

夫の陰が極まった日。

今日から陽に転じていくのだと思う。

だから、わたしの電車は遅れたのだな。