そして、今日は中学校の懇談会がありました。

 

 

中1の三男は、わたしに全然プリントを渡さない子だし

 

わたしもわたしで、それを聞かないし

 

でもふと

 

そろそろ懇談会があるのではないかな~?という勘は大当たりで

 

3日前くらいに学校に電話したら、今日だということがわかったのです^^

 

 

4時半から三男、そのあと続けて不登校の次男の懇談だと教えてもらいました。

 

 

学校に着いて、教室に入ると、三男もいる。

 

「あれ?なんでいてるん?」と聞くと

 

「三者懇談やで(笑)」という三男。

 

それを苦笑してみている担任の先生。

 

…ごめんなさい。こんな母です…

 

 

学校の成績は中の下くらいで、

 

その「3」とか「C」とかいう記号にまったく興味がもてなくて

 

なんか異世界に迷い込んだくらいな感じでした。

 

異世界っていうか

 

過去世くらい?(笑)

 

 

担任の先生のお話を伺って(いるフリをして)

 

わたしが興味があるのは、学校でお友達とどんな風に過ごしているのかな?ってところなので

 

そこが聞けたのは嬉しかったです。

 

でも、家での表情を見ていると、楽しんでいるのはわかりますけどね。

 

 

 

学校への提出物も遅れたり、出さなかったりが多いみたいで

 

それをしきりに何度も言われたので

 

我慢して聞いていたのだけど、あまりにも何度もなので、思わず口が(笑)

 

「先生、それって義務ではないですよね?」

 

と出ました。

 

先生は「も、もちろん、義務ではないですよ。」と。

 

わたしは

 

「学校で頑張ってきて、部活もやってきて、家でやっと自分の好きな時間を過ごしている子に

 

 宿題や勉強をやれとは、わたしは言いません。」

 

そう伝えました。

 

先生は

 

「お家の考え方はそれぞれなので、わかります。

 

 だけど、僕は言わせてもらいますよ。」

 

とおっしゃいました。

 

わたしは

 

「もちろん、そうしてください。

 

 それで、この子が自分で選べると思うんです。」

 

そう言いました。

 

お互いに本音を言い合えて、気持ちいいと思いました。

 

 

 

三男の神プリント✩

 

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「オレ神!!」

 

らしいです(笑)

 

 

帰り道、このプリントの話をしていたのですが

 

みんな、このプリントにすっごい時間をかけて、小さな文字でいっぱい書き込んでるって言うんです。

 

三男は、時間が余るくらいなのに、と。

 

だって、本音しか書いてないからね。

 

「なんで、ほかの子はそんなに書くんやろう~??」ってわたしは素朴な疑問を言ったら

 

三男は

 

「親が見るからちゃう?

 だって、親が見ないような道徳のプリントとかって、みんな書いてないで。」

 

って教えてくれたんです。

 

なるほど!なるほど!

 

親が納得するようなことを書かなくちゃいけないんだ、多くの子は。

 

 

いい悪いはおいといてね

 

三男のこの自由に書かれたプリントを見ると

 

気楽そうに生きてていいなぁと思うのです。

 

帰りに

 

「先生に提出物の催促されたら、焦ったりせんの?」と聞くと

 

「あーいって言うだけやで(笑)」だって。

 

 

自分で選んで、やったり、やらなかったり、決めてるんだなって。

 

たまに早起きしてやってるときあるみたいだし、授業中にちゃちゃっとやったり、とか

 

自分のペースでやっているようなので、ほんといいなぁと思いました。

 

 

 

そしてね、時間軸は戻って

 

三男の懇談のあとは、不登校の次男の番でした。

 

わたしは三者懇談であることすら、わかってなかったので

 

当然、わたし一人で次男の先生と会うつもりだったのですが

 

なぜか三男が何度も

 

「ミノ(次男)来なくてええの?三者懇談やで?」って。

 

真面目やな~?どしたん?

 

と思ったけど、何度も言うので

 

電話だけしてみようと思ったのです。

 

そしたら次男が出て、「行くわ」と言うのです。

 

わぁ!こんなことあるんだ~と。

 

 

よくわからないけど、三男と次男の潜在意識がつながっていたとしか思えない。

 

 

だからいったん家に帰って、次男を連れてまた学校に行きました。

 

「なんで行こうと思ったん?」と聞くと

 

「今日は機嫌がよかってん。」だって(笑)

 

 

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この真冬に、真夏の作務衣姿の次男。(笑)

 

 

担任の先生も、他にちらりとお会いした先生たちも

 

次男の姿を見れて、とても嬉しそうにしてくださいました。

 

 

こんなこと(不登校)になってはいるけど

 

大人って

 

先生って

 

本当はただ愛を注ぎたいと思ってくださっている。

 

役にたちたいと思ってくださっている。

 

 

その素朴な想いが伝わってきて、嬉しかったです。

 

 

技術の先生かな?

 

怖そな男の先生が次男に

 

「ほんと、身体だけは元気で。」

 

と言ってくださった。

 

 

究極って

 

わたしたち人と人の間に流れる気持ちって

 

これくらいシンプルなんだ。

 

 

この言葉はきっと

 

次男が不登校になっていなかったなら

 

聞けない言葉なのだというのが、せつないけどね。

 

 

学校に通っていたなら

 

「髪を切れ」だの

 

「宿題は?」だの

 

言われているはずの関係が

 

断絶して、初めて、温かい交流が生まれることは、皮肉だね。

 

 

でも、愛は流れました。

 

確実に

 

愛は流れていました。

 

 

ありがとうございます。

 

 

次男が自分で「学校に行かない」を選んだこと。

 

つまりは、自分に合わない世界からちゃんと逃げたということは

 

自分を守り

 

愛の世界を築いたってことなんですね。

 

だから

 

本当にそれはすばらしいことだって

 

改めて思えました。