昨日から朽木の最奥、針畑地区に帰ってきてます。


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針畑とは、昨年まで私たちが暮らしていた場所。

標高470メートルほどの山奥。

夏は満天の星空。

夜はクーラーがいらないほどに涼しくなります。

もちろん、冬は極寒で、多い年は2メートルほどの雪の積もる

いわゆる限界集落。


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ここが私たちの住んでいた家です。

ボットンの薪風呂暮らしをしていました。


ほんと、究極だったんです。

ここで究極の田舎暮らしと貧乏暮らしを経験しました 笑




長男でいえば、小1から中3までの時期を過ごしました。

四男は1歳から小4。

ソラ(五男)はここのお家のお風呂で生まれました。



子供たちにとっては、故郷はココです。

多感な少年時代をこの大自然の中で過ごさせてあげれたことは、私たち夫婦の自慢なのです。



昨年伊賀に家を購入するし、生活をシフトさせたことで、次男は不登校になりましたし、

他の子どもたちにも大変な思いをさせてしまったのだけど

1年後の夏祭りに帰ってくることになって

彼らが朝からとても嬉しそうでテンションの高い様子を見たときに

自分で書いた先日のブログを思ったのでした。







懐かしい。

けど、戻りたいわけじゃなく。


手放すと

実は内側に宝物が増えていく、ということ

とても実感です。

あのまま、ここに住み続けていたら

こうして

帰ってくるという喜びは生まれないのだから。



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すべての地域の仕事を担っているような友人家族の演奏。


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ラムネの早飲み。


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優勝したのは次男。(1番左)

真ん中は三男。


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惜しくも2位は長男。(真ん中)

ソラはラムネを開けることに苦戦中 笑






大人たちはビールの早飲みをします。

ストローで飲むから酔いが回るんです。



その後、カラオケタイムや

みなさんのお家の押入れなどに眠っているお宝を商品にした、じゃんけん大会や。


うちは全員商品を、ゲット☆


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鳥取産の大きなスイカから、海苔のセット、紅茶の茶器セット(リトリート用にできそうな!)

あと、タオルとか。


すごい収穫でした。




ソラが『獲得する』というサヌキ的喜びをすごく感じたのか?

『おかあちゃん、タオル嬉しい?』

『やったぁ?』

『ソラ、お母ちゃん、好き〜〜』

と、ハグをねだるのが可愛かったです。



そして、こんな山奥で花火が見れるんです。


この花火は実は

夫が始めたことなんです。


こちらに移住して、夏祭りなどの世話役になったときに

役場に掛け合い

この集落の各家を全部回り

沢山の人の応援とお手伝いをもらい

花火を上げられる条件の土地を借りる交渉をしたりして

この山奥で花火を上げたいという夢を叶えたんですよね。




そんな思い出の花火が

また上がりました。



わたしはいろんな想いが交錯して、泣きそうになってました。



花火が終わってすぐに、地元のおじいさんたちが

『来年もまた花火見ましょな!』

と、声を掛け合ってたんです。



年々やはり高齢化が進んで、私たちが移住してきた当初よりは人が減ってきているこの土地に

ずっと暮らすおじいさんたちが

10年前にはなかった花火を毎年楽しみに

命を、健康を

祈る機会になっているなんて

さらに泣けてきて、夫に電話しました。



この土地に

花火を持ってこれた夫なら

本当にどんなことだって叶えられるよ



そう、改めて伝えました。



花火の写真はありません。


山々に反響する爆音。

頭の上に降ってくるんじゃないかというほどの

目の前に上がる花火。



どこのどんな大きな花火大会よりも

ここの花火は

私たち家族の心象風景であり続けます。



さて☆


今日は川遊び!