お庭が今日、完成しました。


前のお庭


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この池が復活したことがプライスレス。

池は長年の夫の夢でもありました。


そして実は夫の夢は
わたしの育ちに関わる夢でもあったんです。


それを思い出した時、泣きました。



わたしは子供の頃、小さな長屋に暮らしていました。

家の奥にほんの一坪ほどの中庭があって
そこにわたしの父が
ブロック積んで、セメントで塗り固めて
鯉を飼ってたんです。


父は生き物が好きな人で
特に犬を切らしたことはないし
鯉にも異常な関心を向けていました。



自作の池で、何度も失敗して鯉を死なせてしまいながら
ポンプの具合とか
エサの量とか
研究していってたんですよね。




そんな話を夫にしたことがあるんです。



もちろん深い意味はなく。




それを覚えていてくれたんですよね。


実は前の滋賀のお家にも枯れちゃってる池があって
夫はその池にとてもこだわっていたんです。


わたしはそんな夫の気持ちなどまったくわからず

家もボロなところがたくさんあるのに

何が池だと鼻にもひっかけていませんでした。


男のロマンなんてバカっぽい。

もっと現実を見てよね。

そんなところにかける労力もお金もあるもんか。


そんなふうに思っていました。



まさか池を復活したい想いの裏に

わたしの父を喜ばそうなんて

そんな想いがあったなんて

気付かず、バカにして、聞く耳持たず



本当のバカは私だったんです。



こっちの家に来て、またもや池にテンションを上げる夫の口から

私の父への思いを聞かされた時

ただただ泣くしかなかったです。



たぶん、夫の口から父のことが出たのは

わたしの緩みなんでしょう



以前の私ならそこまで言わす隙もなく

却下の空気でいたんでしょう。



愛を受け取れなかったのは

私です。


そこにある愛が見えなくなるのは

もう二度と嫌だ。



私は実務が得意すぎて

可能性を狭めてしまう。


頭で出来る計算が

過去は私を助けてはくれましたが

今は時に邪魔をされる能力となってます。



だから、委ね上手になりたくて

ここまで努力してきました。



その道のりがあげまん道でした。



私が一番あげまん道が不得意なんですよね。



それを池をながめながら

再確認しています。



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今日は笑えない。