★四年前の過去記事再アップです】


※サヌキとは陽であり男性性。アワとは陰であり女性性のことです。





子供のいじめ問題でも、サヌキとアワが使えます。

実はDV関係も、レイプも、被害者と加害者の関係性にはすべて使えるんじゃないかな?って思ってますが、まずはいじめで書いていきます。

あとは、他の問題にも当てはめて考えてみてくださいね。




いじめられる側には、器があります。

どんな器かというと
「どんなストレスも受け取るよ」という器です。

それは、アワな器です。

だから、優しい子が多いです。

大人しくて、自己主張のあまりないような子が多いのは
アワが強くて、内向的だということなんですね。


本来、誰にでもアワがあるので、受け取る器は持っているのですが

他とどこが違うのかというと、器に入れるものを取捨選択しないで、受け入れているというところなんです。


なぜ、取捨選択しないかというと、自己肯定感が低いから。

アワでいうと低次であり

「どうせわたし(ボク)なんて…」「わたし(ボク)がいけないんだ」

と考えがちな思考の癖があるということです。



いじめる側にはなんらかのストレスがあります。

それをどこかに出さなきゃいけないのです。

そして、なんでも受け取るよという器を持っている子にそのストレスを渡します。


わたしは潜在意識下では

この子たちの間にちゃんとやりとりがあるように感じています。


「君のストレス、わたし(ボク)が受け取ってあげるよ」


受け止めていくストレスを、次の人に手渡さない

究極のアワな子がそこにいるのです。



だけど、その器もいずれ、溢れます。


そのときに、感情が爆発したり

病気になったり

事故を起こしたり

自分を痛めつける行動を起こすということになっていくのです。




いじめの現場だけ見ていると、いじめっ子が悪いと思えるのですが

いじめっ子も必ずどこか別の場所からいじめられています。


それは親だったり、祖父母だったり

もっと大きくは地域だったり、世間だったり

一般常識だったり、思い込みだったり


いろいろ言えると思うのですが、

とにかく、どこかからいじめられているからこそ、外に出さなきゃいけないストレスを持っているんです。


じゃあ、原因を親だとしましょう。


その親が悪い?

もちろん、そうとも言えます。


でも、その親も大きく見ていくと、さっき書いたような何かから、いじめられていると言えます。



いじめというと、その部分だけを見て、解決しようとするけども

うまくいかないんですよね。


ストレスの連鎖の末端だけ、扱っているからなんですよね。




いじめっ子にあるストレスが取り除かれない限り、いじめはなくなりません。

だって、その子は、どうしてもどこかでストレスを出さなきゃいけなくなる。


大人の介入によって、表面上のいじめがなくなったとしても

その子のストレスはなんらかの形を取って、必ず出さなきゃいけなくなるんです。

出せなかったら、上と同じです。


感情が爆発したり

病気になったり

事故を起こしたり

自分を痛めつけていくことになるんです。





いじめられる側の子のほうも

持っているる器の質が変わらなくては

今の状況からは逃れられても、またどこかで誰かのストレスを受け止めてしまうんです。


いじめられる子にある器は

自己肯定感があがることで、変化していきます。


受け止める質は変わらなくてもいいんです。


アワは今の時代にとても必要な質なのだから。


だけど、許容量以上に受け取ることはやめなくてはいけません。


それはサヌキが育っていくことで、「要らないものは要らない」と言えるようになるんです。


親としてしてあげられることは

「あなたは何も間違っていないよ。」

「あなたの決めることはすべて正解だよ。」

「あなたは悪くないんだよ。」


これを繰り返し、繰り返し伝えていくことと

本当に危険な場所からは避難させてあげることだと思います。


これは、アワにしかできません。


子どもが、まだ頑張れるのか

もう、限界なのか

気付いてあげられるのは、アワが多い母親にしかできないんですね。



どれほどに、自己肯定感を育ててあげることが、その子の人生を左右するか。

うん、育ててあげるじゃないな~

子どもたちは、元々持ってるから。


根拠のない自信。

ドランゴんボールにでも、プリキュアにでもなれるんだと疑わないような
あの根拠のない自信。


あれを潰さないことなんですよね。


それと、思ったことを存分に言わせてあげる環境。

嫌なときは、嫌と言えること。

嫌いなものを、嫌いと言えること。



この能力を、大人は「わがまま」だと間違って、随分潰してしまうから。



自己肯定感さえ守ってあげることができたなら

その子の人生は、大丈夫だ。



そう思えるくらいに

子育てでこれだけ意識していればいいんじゃないかな?って思うんです。