★2014年6月の過去記事です。なんか読んで感動しちゃったので、シェア★
朝はいい~お天気だったのです。
(わたしの麦わら帽子がボロボロなのは、昨年飼ってたヤギに食われたからw)
今日は小森家の田植え♪
今年は半農半あげまんで行こうと(笑)、田んぼを一枚借りています。
わかるかな?この広さ。1反にちょっと足りない9畝。
おそらくうちの10ヶ月分くらいのお米が取れます。
これね、わたしがもしちんたらちんたら、楽しみながら植えてたら
ゆうに一週間はかかる広さ。
これを長男たちが「よぉし、一日で植えよう!」って言うの。
まぁ、サヌキっぽいなぁと思いながら
わたしはアワっぽくさ、「たのしいくらいでいいやん♪」って思ってた。
午前中はみんな力もあるし、結構勢いよく植えた。
みんながお腹すいた~って言いだしたのが、まだ11時前でした。
そのときで、でも三分の一くらいかな?
「じゃあ、ご飯にしよう。」と言ったら、「泥んこレースしていい?」っていうから
もうサヌキってば、無駄な力使いたがるなぁと思いつつ、放置。
泥んこレースって、まだ植えていない田んぼを端から端まで走るというやつ。
なんか~…、服の色がすべて泥色になっていく~。
長男~四男まで編成を変え、何度も何度もレースしてた。
わたしは「はよ食べようよ~」って一人で訴えてた。
なんか決着がやっとついたみたいで、負けチーム(長男&四男チーム)は
田んぼに投げ込まれるということに。
…だから、無駄な力を使わず…午後に…
アワな考えはこの子たちには、ないっ
突き進む、のみ。
三男。
で、やっとごはん。
家に帰れないと思ったので(泥だらけで)
お弁当をつくってきてた。
食べて、わたしはちょっと横に…なろうとしてたら
長男以下、食べたと思ったら、すぐに植えに行くんです!
本気で今日中に植えようとしている。。。
わたしの中のイメージでは、苦しみながら何日もかけて、田植えを終わらす予定だったのです。
今日、お遊び程度に息子たちと一緒に田植えして
あとの残りを今週じっくり、ちょと苦しみながら
「あ~、やっと植えれた~。。。」的に。
だけど、わたしは植えるどころか、彼らのために
苗を運んだり
ロープを張ってあげたり
なんか、下働きしかできなくって。
そのときに、しかと感じたの。
ああ、もうこの子たちは立派なサヌキだって。
そして、わたしはもうアワに完全に徹すればいいんだって。
長男が引っ張っていく。
ちょっと遅れていく、次男や三男にキツい激を飛ばすの。
それ聞いてたらね、「いや、そこまで言ったらんでも!」って
わたしは思ってしまうのだけど
きっと前なら、口出してた。
「そこまでして、弟を追い込むな」と。
だけど、長男にまかせた。
次男と三男は、長男の激に刺激されて
黙々と兄についていくの。
(次男はとくに、体育会系ではぜんっぜんないから、きっとすぐ休むと思ってた。
(ちがった、こいつもサヌキだった!)
四男はまだ3年生やし、ちょっと遊んでしまったりね。
それでたまに兄たちに言われてたけど、それもいいんだって黙ってた。
彼は彼なりに、ちゃんと手伝っていたの、わたしは見てるから(←これアワな視線ね)
これ、サヌキとアワを勉強したから
これだけ、落ち着いて見ていられるようになったんだなぁ。
ああ、もう本当にこの子たちはサヌキなんだって思った。
2時から地区の集会があって、わたし抜けなくちゃいけなかった。
その頃から大雨になったの。
カッパだけ家から取ってきて、何度も「休んでいいからな」「今日できんかっても、お母ちゃんまたするしな」
そう言って、集会に出ました。
その頃、田んぼの三分の二程度でした。
2時間弱の集会中、外は本降りの雨で
わたしは気が気ではなかった。
「休んでるかな~」
「まだ植えてるかもしれないな~」
どうしても母というのは、子供を小さく見ているんですね。
「もういいよ。」「頑張らなくていいよ。」「わたしがやるから。」が言いたくなる。
そうして集会が終わって、慌てて田んぼに戻ったら
長男が最後の列をちょうど植え終わるところだったの。
みんなの誇らしげな顔を見て、泣きそうになった。
だから、一人ずつを抱きしめた。
子供じゃなかった。もう男だったの。
長男にまかせてよかったと思った。
だって、次男以下、やり遂げた誇らしさに満ち溢れていたから。
わたしはいよいよ、本当に一人で頑張らなくってよくなったんだって。
ものすごい感動したんです。
約束してたので、王将連れていってあげました。
食べ散らかしました(笑)
ご飯食べながら、なごやかで幸せで
時折、ぐっと泣きそうになるのです。
ソラも、みんなが田植えしている間、おとなしく遊んでいてくれた☆
夫から夜に電話が入って、わたしの話を聞いてね
一人ずつ電話口に呼び出して褒めてくれた。
そのときが、一番嬉しそうだった。
王将食べてるときよりも
アイス買ってあげたときよりも
何より、お父さんに認められたときが、一番嬉しそうだったの。