フェイスブックではつぶやいていたのだけど

大切な話だから、やっぱりこっちでもシェアします。


5年生の途中から不登校になった次男の

今日は卒業式です。


卒業式に向けて、最後に次男は力を出し切りました。


そのお話を読んでください。


以下、フェイスブックの投稿です。


あさっての水曜日に卒業式の
不登校次男くん。
山奥な小学校なので6年生は彼一人きり。
彼だけのための卒業式なのです。
2月くらいから週に1日とか
最近はほぼ毎日、卒業式に出席するために学校に行っていて
練習をしています。
彼の中に卒業式で
尾崎豊の「卒業」を歌いたいという想いがあります。
それを担任の先生に何度となく伝えているのに...
先生はなんやかんや言うて流しているらしいのです。
わたしからしたら、正直言って
先生の気持ち、わかるよ。
小学校の卒業式にまったく似つかわしくない歌だもんね。
でも、次男は歌いたい。
その気持ちもとっても大事。
次男もね、わかっているんです。
似つかわしくないことも、先生がうまく流そうとしていることも。
もともと、強く言えるタイプでないから
心の中には歌いたい想いがどんどん膨れ上がっているのに
まんまと先生に流されて、ここまできた。(あと2日)

今朝起きてきてね、次男が言うのです。
「お母、めっちゃいい夢見たで。
学校で先生にいっぱいちゃんと言うて、卒業式で「卒業」の歌歌え
ることになった夢」って。

夢に見るほどに強い思いになっていること。
やっぱり歌いたいこと。

わたしは、どちらでもいいと思ってる。
彼がここで想いをしっかり遂げることも大事だし
想いを遂げられないという経験でも大事。

卒業式で地域の方々の前で、尾崎の卒業を歌われたって全然はずか
しくないし。
むしろ、誇りに思うよ。
号泣するはず。

もし、歌えなかったとしたら
彼の無念さを思って、やっぱり泣くだろう。

水曜日はハンカチ必須だな。
たまらない卒業式になりそう。

(この日の夕方)

なんと、次男くんやりました!
今日、先生に気持ちを全部ぶつけて
結果、あさっての卒業式で尾崎の「卒業」歌えることになったそう
です。

その一部始終を書きます。
次男が家にいたら先生から電話があったので、歌のことを切り出し
たそうです。
先生が話し合おうと言ったので学校に行きました。

先生「そんなこと急に言われても困る」
次男「僕は先生に3回言いました。」...
先生「その歌は小学校の卒業式にふさわしいと思うか?」
次男「自分の気持ちにぴったりだ」
せ「どういうところが?」
じ「これまで学校でいややったこととか、溜まってる想いが同じ」
せ「でも、お客さんもたくさん来られることだし、それだったら前
日か
もしくは終わった後で先生の前だけで歌うとかはどう?」
じ「それじゃ、気持ちがすっきりしない」
じ「どうしても歌があかんのやったら、僕の気持ちを作文に書くか
らそれを卒業式で読ませてほしい」

次男作文書く

内容
4年生の頃から学校が嫌になってきて、5年生のときに○○先生に
いきなり怒られた。なんで怒られたのか今でも意味がわからない。
不登校になったきっかけは△△先生に一時間ずっと怒られたこと。
××先生(6年での担任)はいつも僕の気持ちがわかるっていうけ
ど、先生は今年来たばかりの先生だし、僕の気持ちはぜったいにわ
かってない。先生たちはうそをつく。例えばこんなことがあった。
(例を書いたらしい)
先生は生徒がいてこそ先生でいれるんだから、もっと生徒のことを
大切にしたほうがいい(←これは長男の受け売りらしいけど。つま
り生徒は先生からしたらお客様だという意味みたいです。)」
「自分は人の気持ちがすごくわかって、怒っている人を見ると気分
が悪くなってくる」

こんな内容だったみたいです。

それで先生は職員室にその作文を持っていき、職員会議が開かれた
模様。

それで、歌を歌ってよいことになったのだということです。

もぉ、ただただびっくりしました。
この子にこんな強さがあったなんて。

今回だけはわたしは何もしないと決めていました。
先生に「歌わせてあげてください」とか、気持ちの代弁とかしない
と決めていたからです。
今日も遊びに行ってましたヽ(*´∀`)ノ
帰ってきて、次男の誇らしげな顔での報告。
聞いて、感動しました。
何も言うことがないです。

(卒業式前日)

山奥な学校なので
小学校6年間、お弁当を作らせてもらいました。
次男にとって、今日は小学校最後のお弁当。

2年前の長男のときは、何が食べたい?って聞くと
ステーキとか言いましたので、ステーキ弁当にしました。...
今回次男に聞くと
「なんでもいいよ。いつもと同じでいい」と。
性格が出てます。

あったものばかりですが、次男の大好きなもので詰めてみました。
焼豚6枚
コショウたっぷりの目玉焼き(黄身はつぶす)
カレー
ごはんはバターライスです。
こってりが好きなのです。
細いのに~。

さぁ、あったかいのを今から届けてきます。

(お弁当を届けたときに)

お昼にちょこっと次男と話したけど
先生たちは一緒に歌詞カード見ながら
尾崎の「卒業」歌ってくれているそうです。

一時間怒られたという△△先生も一緒に歌ってくれているそう。

先生の気持ちを考えると…
泣けます。
泣いてしまいます。
...
次男もその先生の気持ちがわかって
胸がズキンとしたそうです。
どんな気持ちやった?と聞くと
「ただ、悲しい気持ち」と答えてくれました。