家族会議をした。



…といっても、夫抜きでしたが(ごめん^^


だって、仕事でいないんだもーん。



次男ミノのことでね。


ちょっと急遽、考えないといけないことが出てきて。。。



9月7日に運動会があるんです。小学校の。


学校に行ってないミノと、「運動会、どうする?」って話をしていたのだけど


「行かない」の一点張りで。



6年生になって、一学期もいろいろ彼なりにはチャレンジをしたのだけど


やはり学校には行けてなくて。



ミノの気持ちはミノにしかわからないから


それでいいって思っていました。



運動会にも行かないのなら、それはそれでいいと。



だけど、今日急に


鹿児島にいる私の父から電話があり


「そっちの運動会、見に行くから~」なんて電話でした。



ミノが学校に行ってないことは


母は知っているのです。


ここに書いてます→ 『母のメール』



でも、父には口が裂けても言えないのです。


父の世界の中で、病気でもないのに学校に行かないなんてありえないし


勉強はぜったい大事だし


学歴も大事だし


そんな世界で、それ以外の価値観が入る余地などない父だから



知ると、父も不要に悩まなくてはいけなくて、かわいそうだし


子供たちも楽しく会えなくなるし


そう思って、言わずに来たのです。



さて、どうしようと思って


こんなとき、母親らしく


なんとかミノと合う部分を探して、話し合おうとするのだけど


うまくいかないのです。



本音と思いやりの部分があるから。


どっちを取っていいのか、わからなくなる。



本当は行ってほしい。


それが楽でカッコがつくから。



だけど、ミノが学校を嫌になっている気持ち


本当に感じるのよ。


なんかトラウマみたいになっていて


「嫌」の気持ちが増幅している感じを。



だからって、いつまでも「嫌」の世界に留まってほしくない。


そんな世界、ぶち破って、出てきてほしい。


そう思う。



だって、誰もミノのこと、傷つけることはできないんだから。



ミノを傷つけているのは、ミノなんだと


それに気付いてほしい気もする。


まだ早いとも思う。


殻を破る瞬間は、もうちょっと先でもいい、とかね。



ぐるぐるしてしまうから


家族会議をすることにした。



みんながそれなりの意見を出しあったのです。


頑張り屋さんの長男は、最初、強硬な意見を出していました。


「頑張ったらいいだけやん」と。



うん、わかる。


長男なら、頑張れるから。



でも、ミノが学校が嫌だという気持ちは、ミノにしかわからないねん。



三男は、何とも言えないと。


頑張れって言わない子なんですよね。



四男もいろいろ考えて意見を言ってくれた。


二年生なりの頭脳で、心を込めて言ってくれていることがわかった。



長男が強硬に出ても、次男も頑なになった。



そんなとき、長男が言ったんです。


「もしミノが運動会出たら、モンスターハンター4を買ってもいいとかする?」って。


なんか、話題のゲームソフトらしくて


ミノはこれを暇があれば、調べてノートに書き込んだりしているそうなのです。



うちは中学生にならないと、DSを持てないという決まりを夫が作っていて


ミノは本来なら、あと半年、もてないのです。


でも、それを半年繰り上げてあげようと、長男は言うのです。



ここで、ミノの表情が変わりました。



なんかね、ここは慎重に進めました。


アメで釣る、みたいなことで、進めたくないから。



私はここで、齋藤一人さんの「心は傷つかない」という


講話の話をミノにしました。 


これです → http://www.youtube.com/watch?v=bzoTVtgAnQ4




「お前バカ」と言われたら、傷つくというけど


もし、「お前バカ」と言われたら3万円もらえるとしたら、傷つかないでしょ、という話が入っているのですが



つまりこれは


お金や好きなゲームを与えられたら、何でもする、という意味ではなくって


「傷つく」というのは、その人の「思い方」で傷ついているのだという話なのです。


同じことを言われて3万円をもらえるなら、傷つくどころかガッツポーズも出そうな気持ちになるのだとしたら


それは相手に言われた言葉に傷ついているのではなく


「バカ」と言われたときの、こちらの受け取り方なんですよね。


「思い方」なんです。



その話をしました。



だから、学校で先生に対して嫌なことがあったとき


それをダイレクトに受け取らなくっていいのだと。



ミノを傷つけることのできる人は、本当はどこにもいないのだと。



傷つくのは、「自分で」傷ついているのだということを


少し早かったかなぁと思いながら、伝えてみる機会をもらったのです。



もう、傷つかなくっていいんだよ。



選べばいいんだよ。



一年前は傷ついたのかもしれないけど


もう、傷つくことを選ばなくていいんだよって。




父が来ることになって


「これはどういうギフトなんだろう?」ってずっと考えてたんです。



仮病を使って、運動会を休む計画を立ててみたけど


すごく気持ちが悪かったし


父に正直に話す機会をもらったのだろうか?と思えど


それはすごく壁が大きく感じた。



それでもいいんだけど。


何でも受け取るけど。


それが一番いいというのなら


私はなんだって、ミノの思いの盾になってあげたい。



だけど、ふと家族会議をしたおかげで、意外な進路が見えてきました。



傷つかないということを


知ってほしい。



行く選択も、行かない選択もできる


本当の意味で自由になってほしい。



そのチャンスをもらったのかなぁと思う。