久しぶりに次男のことを書きたくなった。


ご存知の方はご存知の(当たり前か…笑

不登校の次男くん。


今、6年生。

卒業式を控えています。


学校は5年生の秋から行けなくなって

6年生になってからは、ほとんど行ってなかったのだけど

ふと秋くらいから自分で決めて

一週間に一度、学校に行っています。


私なんかの目から見ると

学校に行った日はあきらかにテンションも高く、明るくて

食欲も旺盛になったりするので


やっぱり学校、楽しいのではないか?

もうすこし行ってみたらいいのではないか?

…などと思ったりするのですが


一週間に一度以上は頑として行く気がないようで

それも行っている日も

別に行きたくて行っているわけではないようで


「それでも」行っているということは

彼の中で成長なのだなぁとわたしは感じていて

おまかせしています。


学校に行けなくなった当初は

もう学校という場所はトラウマみたいになっていて

そこに入るのすら、無理という感じだったのですが


だんだんいろんな機会を経て

学校に対するトラウマを薄めていって

今は「嫌だけど、行こうと思えば行ける」ところまで

自分で持ってきたのです。

そして自分で決めて、それを実行するという風に

変化してきているからすごい成長なんですよね。



学校のことは、そんな感じで

今は卒業式に向けて、6年生は一人きりなので

彼の意思を尊重しつつ

どんな卒業式に作り上げていくのか

わたしも含め先生たちと相談していってます。



家にいるときは、ゲームをしていることが多いです。


そのゲームのことで

今日新たなことを次男から聞けて

ちょっと嬉しかった発見でした。


モンスターハンターというゲームが好きでやっているのですが

通信で知らない人たちと共同でゲームをできたりするらしいのです。


長男もそういうことやっていて

リアルに知っている友達とやっていることもあるし

知らない人ともつながることがあるらしく


親としてはそういう知らない人と通信でつながるということに

何も思わないわけではないのだけど


基本、信頼しているので

楽しそうに話してくれることを聞いています。


今日ジェリービーンズさんの講演会のあと

次男と一緒に車で帰っているときに

私の仕事内容の話になってのです。


その中で今、人がブログを書いたり

お仕事をしていくサポートもしているよ、ということを話しました。

(コミュニテイ講座ね)


そしたら、しばらく何か考えていて

そして

「お母の仕事とは全然違うのかもしれへんけどな…」と話し始めたのです。


そのゲームの通信の世界で

何やら「初心者」ばかりが集まる場所と

「上級者」が集まる場所があるらしくって


例えば長男なんかは、上級者の場所でいろんな人と交流を持って

どんどん強くなっていくことを目指しているようなのですが


次男はそうでなく

初心者の場所に行くのだというのです。


次男のゲームはたまに長男も扱うから

次男のキャラクターはもう十分強いのだそうです。

でも、強いけど初心者の場所に行って

初心者の人たちの質問に答えたり

戦うときにサポートをしてあげているのだという話を

初めて聞いたのです。


それがなんだか、すごく次男らしくて

もちろん、強さを追求していく長男も、らしくて


なんだか静かに感動してしまったのです。


たかがゲーム、されどゲームで


まったくゲームをしないで育ってきた私は

ゲームの良さも知らなければ、楽しさも知らない。


息子たちから話を聞くにつれ

ゲームも悪いものじゃないなぁと世界を広げてもらっているのです。


それで、次男は

わたしと同じなのだなぁと。


彼はゲームの世界

わたしはネットの世界で自分の居場所を作っていっている。


困っている人のサポートをすることに喜びを感じ

喜ばれることで、価値を与えられているということ。


なんだか静かに熱中していると思ったら

そういう自分を確立して言ってたということを知れて

わたしはすごく嬉しかったです。




先日、大阪に子供たちを連れて食べ歩きに行ったときも

次男だけは、迷った挙句付いてこなかったのです。


人ごみが苦手で

どうも人の気をもらってしまうらしく

たくさんの人の中にいくと、どーんとしんどくなってしまうみたいで


でも、そういう子なのだとわかっていても

「せっかく楽しいことを企画してあげたのに…」と

自分のエゴを押し付けたくなり、もやもやしていた私。



理解してあげれているようで、全然やっぱりわかってあげられないのです。


彼のしんどさは、彼のもの。


それを抱えて、それでも今できることで

自分の世界をちゃんと作っていってた。


ゲームさせてて不安にもなるし

この子将来どうなるんだろうって思うときもあるし



だけど、信じるしかないから。


わたしがわたしのことを一生懸命していれば


それを見ていてくれることを信頼していれば


なるようになっていくのだと、言い聞かせ


たまに、わかってあげられなくてモヤモヤをぶつけてしまうけど


そんなときは、後で反省と愛していることをちゃんと表現して


許してもらってます。


親なんて、許されてばかりです。



今日は本当に嬉しかった。


次男の素朴さと純粋さと温かさと大きな心を


大切に


大切に


母をやらせてもらっています。