大きな台風が爪痕を残して

朽木を去っていきました。


今のところ、朽木中全線で通行止めが続いています。

ただ、通行止めと言いつつ

住民は自己責任ということで、通行はしています。

朽木をほぼ一周してきましたが

谷筋というすべての谷筋から土砂が流れ出していて

谷がどこにあったのかが、一目瞭然なくらい

見事に山が形を変えてしまっています。


これまでに、3日間ほど雨が降り続いて

朽木の中で数箇所が土砂崩れ、ということは

こちらに移住してきて8年間のあいだに何度かありましたが


たった一日であれだけの量が降り

これだけの被害になったのは、もちろん初めてで

本当に降っている間は恐怖さえ感じました。


おかげさまで

うちは守られていて

何の被害もなかったと思っていましたが

「ちゃみの森」の建物に入ったら、こんなものが見つかりました。


「ここにきてよかった」 ちゃみの森リトリート施設(滋賀県,朽木)

夜だったので、ライトを当てて撮影しています。


二階への階段下の土壁が崩れていました。

水が外壁から室内にしみこんでしまったようで

建物の内壁、あちこちの土が水で湿っていました。

崩れていたのはここだけですが

湿った土が再発酵を始めたみたいで

なんともいえない「すえた」匂いで充満しています。


まだ、1週間経ちますが乾いていなくて

少々匂います。


ここの崩れた箇所を発見して

すぐに落ちた土を手でぺたぺたと貼り付けて、補修完了。


改めて

土壁ってすごいなぁ。

こんなに簡単に補修できちゃうのだから、と

感動しておりました。


来週のはるさんをお招きしての合宿

今のところ開催する方向で考えていますが

土砂崩れの影響で、いつどうなることやらわかりません。


来週の水曜日あたりに雨マークがありますので

そこを越えてからの、判断にもなるかもしれません。


東京からはるさんに来ていただくので

延期とかちょっと考えにくく、なんとか開催をしたいのですが

何分、借りる予定だったお風呂が断水地区にあったり

二日目に行きたかったブナ林までの道が土砂崩れだったりと

いろいろな予定変更がありそうです。


ご参加くださるみなさまには、ちゃんと連絡をしていきますので

しばらく朽木地区の復旧状況などを静観していただきたく思います。