鼻整形後わずか2週間で鼻プロテーゼ、鼻尖移植軟骨抜去( 耳介、鼻中隔軟骨+鼻尖軟骨再配置 )症例
こんにちは!
チャミン美容外科です。
鼻整形してからわずか10日で
鼻全体抜去したいと
ご来院後すぐに手術を受けられた
患者様の症例をご紹介いたします。
患者様の手術前の姿を見たとき、
外見からは深刻な問題が
無いように見えます。
とくに正面からは
異常がわかりにくいです。
側面から見ると眉間部分が
少し腫れが残っていて
下から見ると抜糸前の糸
そして切開部分の傷跡
が確認できます。
鼻柱の軟骨が画面上右側に
少し飛び出ていますね。
患者様がプロテーゼ、移植軟骨を
早期抜去したい理由は
不安感、傷跡、異物感等の
このような問題が
あとから出てきそうだからという
今後起こりうる問題に恐怖感を感じ
手術してからわずか10日で
"絶対にすべて抜去したい"
とおっしゃいました。
最初にご来院された際は
鼻柱が少し曲がっている以外では
患者様の主観的な理由で
除去を希望されている
と思っていましたが
実際に手術に取り掛かると
思ったよりも多くの問題点が
見つかりました。
1つ目は、傷跡の状態が
良くありませんでした。
切開部分がうまく
噛み合っていない状態で
そのままくっ付いていたため
鼻柱に段差ができてしまい
陥没する可能性のある状態でした。
2つ目は、右側の鼻翼軟骨部分が
他院での鼻整形時に
縫合されていたであろう部分が
離れてしまっていました。
この状態で放置してしまうと
離れている部分の傷跡から
細菌感染を引き起こし
炎症発生してしまう場合もございます。
3つ目は、普段私たちが鼻尖手術をする際
鼻の軸をしっかり立て
鼻先に軟骨を2,3重
多くて4重に重ねますが
こちらの患者様は7重まで
重ねたものが入っていました。
多く重ねた割には鼻背部分は
凹んで、変形している状態でした。
既に鼻中隔軟骨を採取する過程で
過度に採取されていたと考えられます。
また最初にお話しした通り右側に
飛び出ているように見えた部分は
直前に行われた手術過程で鼻柱の軟骨が
破損してしまい、曲がり
左側に完全に屈曲し、変形してしまったと
思われます。
鼻移植軟骨全抜去と
鼻尖軟骨再配置と補完を
全て行った後、曲がった鼻柱軟骨が
復元されなかったため
矯正追加したケースです。
手術前後の写真を
一緒に見て行きましょう。
患者様は正面から見ると
元の姿と同じようだと
仰いましたが、
鼻根が低くなり
そして鼻尖も若干丸くなりました。
この姿は、本人様の鼻整形前の姿と
ほぼ変わらないと仰いました。
手術後には鼻がアップノーズになったり
鼻の収縮、拘縮等の現象は
全く見られませんでした。
側面を比較すると
抜去前に比べ当然鼻根は
低くなり、鼻先は少し下がりました。
抜去後に変形や鼻の形が
崩れたりすることもなく
術後の結果に非常に
満足されたケースです。
手術前の写真を見ると
右側の鼻柱が曲がり
飛び出た部分が内側に
入り込んでいる
ことが確認できます。
非常に複雑だった部分が
術後10日目の写真を見ると
非常にきれいに形成されている
ことが確認できます。
このようなケースは
鼻軟骨の組織除去をする際
以前の鼻整形により鞍鼻という
鼻背が凹んでしまった形を
改善するために
真皮を使用しました。
前回の手術で使用した
軟骨や異物を抜去すると
整形前の元の鼻に戻ると
考えていらっしゃる方も多いですが
残念ながら抜去後状況によって
形が崩れてしまう場合もあり
また他の素材必要なしで
正常な形を作ることが
できる場合もあります。
しかし、この患者様の場合は真皮を
使用したケースのため鼻背の凹んだ部分に
移植し滑らかなラインを作りました。
初期に感染発生等が無い場合、
個人的、主観的な理由で
早期抜去を希望される方が
多くいらっしゃいます。
このような方々の一番の悩みは
果たして早く抜去することでしょうか?
6か月待ってから除去した方がより良いか?
この悩みが一番多いです。
この場合には大きく2つに分ける
6か月後に再手術したい!この場合は
6か月待つことが重要です。
美容的な目的で再手術をするのではなく
抜去手術後の姿でそのまま過ごしたい
または鼻整形前の姿に戻りたい場合は
6か月待たずに早い段階で抜去すると
矯正した軟骨が安定する前のため
元の鼻に戻ることができる確率が少しだけ
高くなります。
その為手術失敗したと感じたり
なぜ鼻整形したのか?
今後絶対再手術しないという場合は
早期抜去をした方が良いため
抜去専門の病院で手術されることを
お勧めいたします。
鼻再建、抜去まで最後の手術になるように
最善を尽くして診療します。
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