それでも旅に出るカフェ

近藤史恵【著】

 


 




子供の出産に入院するときにも持っていった、大好きな小説の続編♡

こんな素敵なカフェがあったらいいなキラキラ




気になった文章の引用!!


健常者がそうでない人より、多くのことを知っているなんて、単なる思い込みだ。



卑下という のは、自分だけではなく、他人も貶めることだと気づいてしまったのだ。

「わたしなんてもう若くない」と言うことは、自分よりも年上の人を全員下げることになるし、「自分なんて美しくない」と言えば、ルッキズムに荷担することになってしまう。思うことまではやめられなくても、せめて口に出すことはやめよう。そう思ってからずいぶん経つ。

→これ、最近気をつけなきゃ、、と思っていたこと!

 プロの文章で言語化されててスッキリ♡



「いいですよね。ひとり旅。解放感があって、少し心細くて、寂しくて」

寂しいこと、心細いことがいいことだと言われても、以前の瑛子ならよくわからなかっただろう。今ならわかる。知らない町で、寄る辺ない気持ちになって、ひとりで過ごすことも旅の喜びのひとつだ。



わたしは自分がわからなくなったとき、旅に出るんです。自分を縛り付けてきたことばや、他 人の基準から離れて、たったひとりで。そこでようやく冷静になれる。自分が本当になにをしたいのかわかる