椿ノ恋文
小川糸【著】

 
「ツバキ文具店」シリーズ最新作!
大好きなシリーズの続編が知らない間に出ていた爆笑ラブラブ
文庫本が出たら、絶対に買う🍀
画集も気になる〜🎶



印象に残った文章

※引用でなくまとめを含む


◯紫陽花
・妻でも母でもなく、単なるひとりの人間として再び社会と関われることに、大いなる喜びを感じる
・身軽には旅行にも行けない状況で、手っ取り早く、外の世界へと連れ出してくれるのが本なのだ。
感情に任せて相手を非難したところで、解決には至らない。だから、まずは褒める。そして、間違っている点だけを、必要最小限の言葉で、冷静に正す。
・何が起きても、まずはそれに逆らわずにこの手で受け取って、そしてまたそっと水に流しで。その繰り返し。ただただ時間が経つのを待つだけ。自分ではなーんにもアクションを起こさなくていい。
 時間が経つことで少しずつ見える景色が変わってくるから。毎日ちょっとずつ変わるから自分では気づかないけど、でもある日、あれ?随分と目の前の景色が変わったなぁ、って気づく。トキグスリ。
 思いっきり力を抜いて、流れに身を任せちゃう。そうしていれば、最後はぜーんぶ笑い話。
・大変なときこそ笑顔!そうすれば、自分よりもっと大変な人の希望になれる。

◯金木犀
・お母さんとお父さんの子供として生まれてきてくれたこと、それだけでもう、十分、恩恵をもたらしてくれている
・すべての毎日に宝物が埋まっていた

◯蓮
・人のことを批判している暇があったら、自分のことを鏡に映してわが身を振り返るべき
・子供は、親の知らないところでどんどん勝手に成長して、親の手を離れて巣立っていく。
・子供達に原因を押しつけて、感情のまま叱ることだけはしたくない。
・悪いことをしていないのに、相手が怒ったからという理由でこっちが頭を下げるっていうのも、おかしい
・意見の相違があるなら、一方が要求してもう一方がそれを丸呑みするんじゃなく、お互いが五十すつ譲歩して、それで妥協点を見出すのが健全