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A stroll of memory

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ヒソヒソ話のトーンで
娘から電話がきた。
息子の彼女がいる...と。
デート現場目撃か?と思いきや、家に来ていると言う......
へ?まさか...
彼女がいることすら認めてない息子が何故に突然...?
朝、そんなことはカケラも言葉にせずに登校した。
娘は夕方からバイトのため、のんびりパジャマでくつろいでいたらしい。
彼女様の突然の訪問に、慌ててバタバタと片付け、今お昼ご飯を用意したところだ、見に帰る?って。
私は電話を切り、休憩をとっているカウンセラーのお部屋へ行き......ご相談。
帰宅後に、まずなんと息子に声をかけたらいいのかと。

夕方、夫から電話。
彼女様がお帰りにならないらしい...
困った。夕飯を用意するために買い物に出てきたと。
彼女様は、いつも親からお金を持たされて、夕飯は自分ですませるように言われているらしい。
ひょえっ...あり得ない!
すぐに夫に帰宅するように伝え、食事は彼女様共々外食じゃっ!
とにかく......いらしてからもう6時間、外に出さねばだ!家に帰すきっかけを作らねばだー!

職場のカウンセラーさん......は
うそぉ~っ
なんだか楽しくなってきたぁ~!
彼女様のこと、絶対けなしちゃダメですよ~、いっぱい褒めてあげてくださいね~
って。
家に帰りたくなくなったぁ...居酒屋へ逃げたいっ

帰宅後、食事に連れ出し適当な時間に帰って頂いた。

ふぅ~......

夫が
どうしたの?いつもより明るかったね

当たり前じゃ。
彼女のことなどどうでもいい。
息子が気まずくなるのだけは避けたい
その一心で頑張りました。

気づいたら、全身が凝っていた。
猛烈に疲れていた。
身体中の毛細血管に至るまでの血液が、ドロドロの紫色になっている...ハズだ。

私は
ドロ~ンと眠り、
昔の職場の悪夢にうなされて今朝を迎えた。

帰宅するなり、
「今朝の目黒線が田園調布を発車する時、乗り込んだ高校生が、鞄を足の間に押し込もうと屈んでいる間にドアが閉まって首が挟まれちゃったんだよ。
僕のすぐそばだったからめっちゃビックリして、咄嗟にドアを開けようとガーってがんばって、ホームの駅員を大声で呼んだんだよー。マジビックリしたよ。」

小心者の息子が?
そんなこと出来たのか?

話を丸ごと信じることが出来ない私はいくつか質問してみたが、息子はその時の興奮が戻ってきたのか高揚しながら細かく話してくれた。
ほほっ~と聞きながら...
ちょっと泣きそうになった。

体だけじゃなくて、
いろいろ大人になりよるのね。

その高校生は誰に礼も詫びも告げることなく電車に乗り続けていた様子。
多分その高校生より、息子の方がずっとドキドキしていただろう......
がんばったもんね。


3年間の不妊治療を経て、3月に待望の赤ちゃんが生まれてくることを静かに待っていた19年前の今日、
阪神淡路大震災が起きた。
朝寝坊してテレビをつけた最初の瞬間は、高速道路が横倒しになった映像だった。
映画か?
違う。ワイプにはアナウンサーが映っていた。
なぜ、いつの間に、何が起こった?
誰かに、うそだよって言ってもらいたいと...
そんなことばかりを思っていた。

普通に動いていたかった。
忙しくしたのは忘れようとしたから......
しばらくしたら、何もかも元通りになった映像が見られるかもしれないと...思った。

あの
信じられない出来事から19年経った。
あの時お腹にいた娘はもう少しで19歳。

震災の時に、テレビで伝えられた被災した人の、子供を家族を助けてくれという痛々しい叫びが忘れられない。

生まれた命と
魂となった命

どちらも
たくさんの愛と想いが詰まって今に続く。

生きているなら
てのひらを上に向けて
いろいろなものを欲しがりなさい
触りなさい、拾いなさい
一歩先に歩きだすために。