戦争が終わってからの月日を数え続け
今日と言う日に日付が変わった時に、
入院中の病床に看護師を呼び、
また少し、あの時代から遠ざかったことでも話したのだろうか…。
穏やかに看護師と話し終わってから、
5分ほどで
静かに義父の心電図が一本線になった。
若い頃に戦地へ行き、
運良く、初年兵の教育係になった。
しばらくしたら、自分が教育した隊が、第一線に出兵することになり、義父も覚悟を決めて準備をしていた時、
義父は外され、残され、自分の隊はみな玉砕された。
義父は私に
いつも、何度も、その頃の話をしてくれた。
いつも穏やかで真面目な義父だった。
やさしい人でした。
息子が迷惑をかけても、真面目に穏やかに対処する人でした。
『怒ってください』
と言ってしまうほど……。
今日は
送り盆。
きっと、たくさんの仲間、家族が、迎えにきてくれたのだろうと…確信しています。義父は笑顔です。
今日が本当の
義父の終戦記念日です。