以前、息子が、幼稚園の頃、基本は給食だが、月に二回程、手作り弁当の日があった。
まだ、人より言葉が遅れている息子がひとこと
『わこちゃん、お弁当に嫌いなもの入れないでね』
『嫌いなもの?何が嫌いなの?たとえば?』
『たとえば、もずくとか…』
…
もずく?
そんなもん、今まで入れたことないし、家でも、子供に出したことない。
それ以前に、どこでもずくの存在を知ったのか?
それ以来、お弁当にもずくはご法度の我が家です。
しかし今日、
更にご法度の食材を発見した。
それは職場でのこと。
店の、狭い裏にいたTさんが、『なんか、お弁当がこぼれたような匂いがする』
『そう?私は今日、持ってきてないよ』
どうやらTさんのお弁当らしい。
裏で、Tさんは食事タイムに入った。
そこへ怪鳥が登場。
裏へ入るなり、
『おい!ごみを捨てて来い!腐った匂いがするぞ』
裏に入ると確かに生ゴミみたいな匂い…
Tさん『すみません、私が今、お弁当開けたからです』
まあどう考えても、ジュエリーSHOPの裏には、紙ごみぐらいしかない。
でも、言い出したら怪鳥は曲がらない。
ごみを捨てて来い!から波及して、あちこちの不満を叫び続ける。
Tさんはお弁当を閉じ、ごみを集める私を手伝う。
『Tさんいいよ、お昼食べなよ。休憩中なんだからほんとにいいよ、やるからさ』
T『いや、でも、私のお弁当が臭いんです…大根おろし弁当だから…』(これ、書きながら、また笑ってる私)
私は、ごみを捨てに行きながら、ひとりで爆笑した。
人様の作ったお弁当を、生ゴミの匂いと勘違いする怪鳥、
すごく正直に、申し訳なさそうに謝るTさん…
でもそれは、手作り弁当。
怪鳥が帰ってから社長が、『何弁当?』
『大根おろし弁当』と答える…。
長い人生、考えたら、
そんな名前の弁当は聞いたことないよね…
Tさん、最近は、『そうめん弁当』をあみだしたばかりだったが、
大根おろし弁当は
この先…
新たなるご法度弁当となった。
新しいお弁当に挑戦して欲しい。