空気人形を見ました~。


$chamiのブログ


ペドゥナの演技に圧倒されました。
よくやったなぁ・・・それにしても・・・。

空気人形・・・・R指定が入ってるからなんかあるなと思ってましたが
かなりショックな(女子には)映像も出てきます。
どんなエロい映像よりも「げげ~~っ!!」となってしまいますが
空気人形を演ずるペドゥナの純粋さ、素直さ、空虚感、悲しさ、がすべてを超越していとおしく、そして
苦しくなるのです。

漫画のように、こんなに手足の長い、人形のような女の子がいるのかと思うほど
可愛らしい、ペドゥナが「心をもってしまった空気人形」になって
人に恋してしまう。

もともと男性のいわば「ダッチワイフ」として生まれた(!!)のだから、所有者にはそのようにしか
扱われない(この板尾創路がまたキモい~~!!)

しかし・・・この板尾が仕事にでると、彼女はビデオ屋で働くことになりそこの男子に恋をする。
そして自分も代用品でない自分であることをのぞむとだんだん苦しくなってくるのだ。

自分を作った人形師(オダギリジョー)が君は世界の美しい部分もみたかい?と聞かれて、
うなずき、「生んでくれてありがとう・・・」というところには胸につまりました。
そして空気人形は決意をするのです。

好きなこの男子の、恋人の代用品でもいいから、あなたのためなら何でもしてあげると・・
自分の空気をいれる、ポンプも自分で捨ててそして、板尾の家からでていき好きな男のアパートにいく
人形・・・

そこからはもういろいろな解釈があるけど、私はこの「ARATA]演ずる男(人形の好きな男)、もう
むかつきました・・・おまえは興味本位で人形を傷つけるな!!
って言いたかった。
でもたぶん人形は、自分も息をふきこんで彼の虚しさを埋めてあげたい、なんでもしてあげたいと思ったのでしょうか・・・・

もう最後は苦しかった、こうすることが人形の愛の形なのですね・・・。


この映画はすごくこんな・・・普通に見えて空虚さをかかえる人間をあぶり出し、そして
空虚さをうめるのはやはり他者しかいないのだけど・・その中で生きていくしかないのかな・・。


ペドゥナ、本当によくやった!
心に衝撃を受けてしまった映画です。