あぁー、無力 | のんべんだらり

あぁー、無力

私って人のお手伝いができないんだなぁー・・・

って、今日思いました。

まぁ、出来ない理由は私自身も目が悪いからなんですが・・・。

いやね、今日、買い物にでかけたのですが、横断歩道の信号を待っている時に一人の盲人の女性がおられました。私はその方の2人くらい後ろに立っていたので彼女が目が不自由だとは気付いてませんでした。
信号が変わりいざ私たちが渡ろうとしたその時、若者数人の運転する自転車が左折してきました。
すると一人の若者が「危ない、危ない」と叫んでます。
私はそりゃ、歩行者渡ろうとしてるのに、チャリがそのスピードで左折してきたら危ないわなぁー。それより「車両」であるチャリが歩行者が横断歩道を渡ろうとしてるのに左折してきていいんか?
とのんきに思っていたのです。
その数秒後、気づきました。
「危ない」と言っていたのはひょっとしたらその盲人さんに対してだったのではないのかと。。。
彼女は横断を辞めしばらく立ち止まってました。その横にいた女性が自転車が通り過ぎたのを見届けて「もう大丈夫ですよ」と言われました。で、彼女は歩きだしました。
ちなみに私はその時まだ彼女が目が悪いとは気付いてません。白杖が見えてないから。
が、私も横断歩道を渡りだそうとしたとき、あの独特の杖の「音」を聞きました。
その時やっと「あ、そういうことか」と納得しました。
何気にその方を見ると一人で歩かれてます。が、とても不安げ。ひょっとして点字ブロックをさがしたはるのだろう?と思ってみているとそのようでした。が、このええ加減な目で申し訳ないのですが、彼女の歩く点字ブロックの右側に何かが置いてあって、「危ないなぁー」と思ったので思わす真横に言って、「ちょっと危ないです」と言って左にそっと寄せました。で、ふいについて出た言葉が「どこまで行かれますか?」でした。駅までなら改札入るまでお付き合いしようと思ったのです。そこは駅のロータリーの歩道だったから。
ところが返ってきた言葉が聞いたことのない地名。
瞬間「あ、バスですか?」と質問。
正解でした。
でも私にはバス停の上の行き先を告げる文字を読むだけの視力がない。
でもその方はそのバス停の位置をご存じで「たぶんこのバス停でいいと思います」と言われました。
数人並んでいらした中の先頭の女性の方が「○○に行くと書いてますよ」と言われたので私は安心して買い物に戻りました。

そしておもったのです。

あぁー、私は人助けできない人間なんだぁーと。。。。

ちょっと淋しくそして切なくそして恥ずかしい出来ことでした。

それよりなにより、自転車の方、どうかもっと安全運転をしてください。危ないです、本当に。