9月の不安
昨日ちょっと書いた夫の手術のこと、少しだけ書いてみます。
夫は9月に入院して手術することが先月急遽決まりました。
病名は脊髄空洞症。どんな病気かというと・・・
脳や脊髄を取り囲んでいる脳脊髄液が脊髄の中にたまり、脊髄を内側から圧迫するため、色々な神経症状、全身症状を呈する病気
だそうです。私自身いまいちよくわかっていないのですが、要するに脊髄にたまった水をぬく手術をするわけです。
本当は地元の大学病院で受ける予定でいましたが、その大学病院の主治医がいい先生(これがまたラッキーなんですが)で、「セカンドオピニオンを希望されるなら紹介状書きますよ」と言ってくださり、この病気では名の通っている東京は慈恵医大病院にセカンドオピニオンを受けにいきました(それが先月)。セカンドオピニオンをもらったら手術は地元の病院でする気で、慈恵には行ったのでした。
慈恵医大の先生は脊髄専門の先生でこの空洞症の手術は日本で一番よくしていると自負されていました。ネットで調べたところ確かにそのようです。で、「症状がそこまで出てるなら(手がしびれ、偏頭痛が激しい。握力が落ちている)早くしたにこしたことはない。遅れればどんどん症状が進むから」と言ってくださって、「あー」も「うー」も言わぬまま「そうねぇ、今からだと9月が一番早いねぇー」と決められてしまいました。また「この行ってた病院だけど、きっと症例としてそんなに経験がないだろうからね・・・」とのこと。「この病気は珍しい病気だから全国的にもそんなに症例がない中、うちでは300件している。手術をして悪くなった例は今のところ一件もない。ただ、今までないからと言ってあなたの手術も大丈夫という保証はできないけどね。でも、ほとんど手術の経験のない病院でするリスクと300件経験のある病院でするリスクを考えたら・・・」 そりゃ、経験豊富なほうがいいに決まってます。
また地元の病院では10センチほど切って骨も外して手術をするし、入院期間は1ヶ月。その後自宅療養をして2ヵ月後に会社かなぁーなんていわれてましたが、慈恵では「入院期間は長くて2週間。切るのは1cmそこそこ。骨も外さないし、傷口も小さい。手術の次の日には起きて大丈夫。会社は退院したらすぐ行ってよし」 これはえらい違いです。休みの問題というよりも夫への負担が全然ちがいます。そんなわけで東京の病院に決めました。
手術は2時間で終るとのこと。それを聞いた私、不謹慎にも「短い」と反応してしまいました。なんせ私、父の食道がんの手術も母の脳動脈瘤の手術も手術室に朝一番に入って夕方に出てきたという長い手術ばかりを待たされた経験ばかりあったから・・・。
先生も凄い頼り甲斐があるほど自信に満ちたはるし(ある意味それが怖い気もする私ですが)、それ自体はそんなに心配はしてないのですが、ただ、場所が脊髄。神経の集まるところだけに、心配があります。ただそれだけなんですが・・・。
あと、問題は私。
慈恵医大までの道に自信なし。最寄り駅から慈恵医大まではばっちり行けますが、乗り換えの大手町が自信ないんですよねぇー。それと手術当日はやっぱり心配で遅くまで病院にいたら帰るの怖いなぁとか・・・。手術の前日・当日くらいは病院の近くのホテルに泊まろうと真剣に今考えてます。
どなたか安いホテルご存じないですか? 慈恵医大から目をつぶっても行けるホテル。または都営三田線沿線で駅から降りたら目の前にあるホテル。
それと問題は私が付き添っていても何もしてあげらなりという気持ちかなぁー。そりゃ、完全看護だからといえばそれまでですが、私はご存知のように点滴が終ったことする分らない人間ですからね・・・。変わりに何かを取りに行ってあげることも難しい。ただただそこにいるだけの私。なんかそんなんでいいんやろかと思うんですね。
そんな感じです。
9月になり、入院が近づき、手術が近づくと、この「小心者」の私は愚痴をこぼすことが多くなると思います。どうぞ、聞き流すだけで結構ですので、聞いてやってくださいね。宜しくお願いします。m(__)m
あぁー、肩から少しだけ力が抜けました。結構、心配しぃーな私なんですね。それでも度胸だけはどーんと据わっているんですけどね・・・。取り越し苦労が多いってことかな?
こんなときこそ「まぁ、いいやん」って気持ちなれば楽でいいのにと思うのですが・・・。
長い面白みのない話に付き合ってくださって有難うございました。m(__)m
PS そんな経緯があり、どうしても6月30日「水無月」が食べたかったんです。「無病息災」を信じてね!! (^_^.)