「歌は不思議」
再び昨日の「そうしたら掌に自由が残った」から心に残った言葉の紹介です。
『歌は不思議だ。
言葉にメロディーが与えられるだけで
深くしみこんできて、
時には自分の思い出や歴史の重要な脇役になって、
自分の心の中に棲む。
それが「私にとっての名曲」なんだ』
こんな経験はありませんか?
ある曲を聞くと必ずある場面を思い出すという経験。
私はあります。
さださんの「落日」という曲を聞くと、必ず、元彼氏と一緒にボォーと見つめていた「大阪城の夕日」を思い出します。その風景が私の頭の中にはっきりと蘇ります。そして、楽しかったあのころ、彼の声、彼の言葉を思い出します。そして心に響いてきます。涙が出ます。
また父を亡くしてからさださんの「精霊流し」を聞くのがつらい。なぜってこの曲を聞くと、ふと、父と共に最後に見た病室からの大文字の送り火を思い出すから・・・。やはり、涙が出ます。私にとって送り火は14年ほど前から「先祖を送る」から「父を送る」行事になっています。それゆえ、必ず、京都に帰って送ってます。
そしてやはりさださんの「春爛漫」を聞くと、夫を思います。元彼氏と別れ、その彼を引きずって引きずって歩いてきた3年間。もう、二度と人を好きにはならないと思い込んでいた3年間。でも夫と会って「桜が咲き」ました。これは奇跡だと思います。
「・・・小さなはずれはあたりの貯金 いつかはどぉーんと大当たり そう例えば、あなたに出会えたように 大切なあなたに大当たり・・・」
それを地でいったような気がします。私の今の応援歌です。
そういう意味でやっぱり私の中の「名曲」はさださんって事になります。チャンチャン。(^^ゞ