ちゃみちゃん版弱視川柳~その3~
久しぶりに川柳の復活です。その 1 、その2 に引き続きその3です。今回は11~15までです。どうぞよろしく。
11 病院も IT進み 大変だ
大きい病院では受付も機械を使い、診察室に入るのも掲示板の数字をみて入るようになってきています。こうなってくるとどんどん私たち視覚障害者は生きづらくなります。せめて一度でいいから「何番の方、診察室何番へ」というアナウンスが欲しいものです。私たちだけでなく、お年寄りだって,きっと大変だろうし、第一、しんどくて病院に来てるのに、そんなところに神経つかってられないような気がします。よろしくおねがいしますよ。
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です。
12 道案内 指で示さずに 説明を
「どこそこはどう行けばいいですか?」と聞いたときに、良く返って来る返事が「あっちです」って指を指されるもの。あのぉー、私ね、そう言われてもその指の方向がよく見えてないんですけど。申し訳ないんだけど、「あっちです」の後に、「ここをまっすぐ」とか「左に」とか言ってやってくださいませんか?
13 あ、落ちた お金はいずこ 探す指
お金を落とすと本当に困ります。だってどこにあるか見えないし・・・。まず転がる音でだいたいの位置の検討をつけ、それからそのあたりをひたすらて指でさぐり・・・。けど見つからないことの方が多い。(/_;) 落とすなら「一円」を。・・・。しかし、お金に限らず、物を落として探すのほど、苦手なものはありません。もしも、お金や物を落として、ちょっと困った感じの人を見かけたら、是非、一緒に探してやってください。出来れば「そこですよ」って指を指さずに、「はい」って渡してやってください。
14 好きな人 いつも私は 遠くから
私は自分から告白する勇気を持てずに今まで来ました。たった一度だけ自分から「好き」と言った事があります。でもその相手からは見事に振られました。私の心のどこかに「どうせ私はだめよ」という気持ちが、好きで好きで仕方なくても自分から言えないでいる自分に変わります。その性格のせいで、元彼氏には無理やりに「好き」って言わせてしまったり、夫となった2人目の彼氏には「嫌いになったらすぐ言ってね」と逆説的なことしか言えなかった。これもやっぱり「目が悪い」っていう引け目があるからでしょう。でもね、私のお付き合いした人は2人とも障害者でした。いわば「同格」。でも言えなかった。やっぱり自分に自信がないんやねぇー。今でもその「自信のなさ」は全然変わらずにありますが、自分を卑下するのは少しましになったかもしれません。だって、せっかくこんな私を好きになってくれたたった2人の男性も申し訳ないでしょ?! 「僕はそんなしょうもない人間を好きになったんか」ってね。
15 見た目より 味で勝負よ お料理は
しょうがいないことですが、私は盛り付けや飾り切りが苦手です。視覚に訴えるものはどうも苦手で・・・。そんなわけで私の料理はもっぱら「味」で勝負なんですが・・・。と格好のいいことを言ってますが、果たしてそれで勝負できてるかどうかは私の料理を日ごろ食べてる常連客の夫に聞くしかありませんねぇー。