恥かしい、でも嬉しい出来事 | のんべんだらり

恥かしい、でも嬉しい出来事



 今日、インターネットで購入した化粧品の支払いをしようとam/pmに行きました。お昼どきでちょっとレジが混んでいたので、支払いの用紙とお金を手に持って、待っていようとお財布からお金を出して握りしめてました。私の番になり、お金と用紙を出し「お願いします」。そのとき、不覚にもお財布をおとしてしまいました。(>_<) 私の耳には2枚のコインを落とした音。が、私の目には一枚(10円)しか見つからず、「きっと私の聞き間違いで一枚だけやったんやぁー」と思い、レジのお兄さんに向き合う。すると隣から若い女性が「あ・のぉー」って言うんです。へぇ?って思って振り帰ると「さっき、お財布を落とした時にぃ、もう一枚ぃ、落ちました」って言ってくれるんです。「やっぱりぃー」 でもね、おねぇちゃん、私にはその「一枚」が見えないのよぉーって思っていたら「あのぉー、そこですぅ。その100円」って指差すの。私、心の中で「あのぉー、私、それわからへんねんかぁー」って思っていると、「ここですぅ。ここぉ」って自分からしゃがんで100円の近所を指差してくれました。「すみません。有難う」と言って、100円を拾い、レジのお兄さんからおつりを受け取り、帰りました。出口のドアを開け、ドアを閉めた時、その女性と目が合った(ような気がした)のでにっこりと笑って会釈しておきました。よくあることですが、私の耳はやっぱり「目」よりも正確でした。そしてお姉さん、教えてくれて有難う。私の見つけた10円より100円の方が重要よぉー。本当、有難う。m(__)m
 私にとっては凄く恥かしかったけど、でも、凄く嬉しかったです。
 ふとずっと以前に京都へ帰るため東京駅を歩いているとき、やっぱりコインを一枚落としたんです。その時、前から歩いてきた若い男性がすっと寄ってきて、サァーッとそのコインを拾って、スゥッと私に渡してくれたのを思い出しました。彼には「有難う」もいえなかった。だって何が起こったかを理解する間にそこらからいなくなっちゃったんだもん。(/_;) この場を借りて「有難うございました」m(__)m

 あることがきっかけで、今、私は「ちゃみちゃん版弱視川柳」(仮名)を作っています。まだ17個しかできてないんですが、もう少しできたら、ちょっとずつ披露しようと思っていたのです。ところが今日、まさに、この出来事を詠んだ川柳を作ったところなので、それだけ披露しておきますね。


「あ、落ちた お金はいずこ 探す指」

お金を落とすと困ります。だってどこか見えないし・・・。まず転がる音でだいたいの場所の見当をつけ、それからそのあたりをひたすらてさぐり・・・。けど見つからないことの方が多い。(/_;) 落とすなら「一円」を。・・・



恥かしいんですが、こうやって自分の経験を川柳っぽく書いてみて、そしてその川柳の説明を付け加えて、「弱視者」の理解の手助けになればと思って、はじめてみようと思ってます。また、感想なんか聞かせてもらうと嬉しいです。

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