バリアフリーというけれど | のんべんだらり

バリアフリーというけれど


 言うまでもなく、今月は年度末ということで、会社や官公庁で働く人は一年の締めくくりとして忙しい日々をお過ごしのことと思います。
 私の住む町も「バリアフリー化」と銘打って歩道と車道の段差を無くそうと、いわゆる年度末工事をしています。それはいいんですが・・・。
 今日、夕方に買い物にちょっと出かけました。その途中にこの「バリアフリー工事」のところを通るのですが、これが危ない!!! バリアフリーにするというけれど、アスファルトをめくったまんまなため、歩道はでこぼこしてるし、舗装されていた時には隠れていたマンホールなどの段差が出てるし、挙句に足元は暗いし・・・。(>_<) 全部アスファルトがはがれているならまたそのつもりで歩けるのに、中途半端にはがしたり舗装のままだったり・・・。歩きにくいことしきりです。おまけに横断歩道を渡り終わって、向かい側の歩道(舗装がもちろんはがされてます)に入ろうとしたら、入り口がどこかわからない。赤いコーンを目印にくるぅーーと回って入り口発見。その間、車道を歩くことになる。あのぉー、怖いんですけど・・・。
 バリアフリーは確かにありがたいことかもしれないけど、こんな年度末ぎりぎりにするからいっぺんにしようとして、大変なことになるんです。少しずつしてくれればこんな怖い思いをしなくてもよかったかもと思ってます。市長さん、一度歩いてみてください。怖いよぉー。まぁ、見えてる人にはそうでもないかもしれないけど、私のような弱視で段差に弱い人間には怖くて怖くて・・・。またうちの夫のように足元がおぼつかない足の不自由な人間にも、ちょっとしたところでつまづきそうです。バリアフリーにするのに、それが原因で怪我をしそうなら、いっそのこと今のままでいいよぉーって思ってしまうのは私の身勝手でしょうか? 予算を全部使い切るために道路工事をする、その一環のとしてバリアフリーをするのなら、向いている方向がちょっと違うのではないですか? 
 本当の意味のバリアフリーを考えられる社会であってほしいなと思います。
 私はこの工事が終るまで、今日行った方面にはできるだけ行かないようにしようと改めて心に硬く決心したのでありました。