”体重…増えた、、”
私の小さな呟きに
本に目を落としていた彼が顔を上げる。
”体重?
体重、増えたですか?”
”…うん”
ここ最近、仕事が忙しくて不規則な食事の上に ストレスからか 甘いものに手を伸ばす日々を思い出す。
”ヌナ…、毎日毎日
大福食べてるからですよ。”
”えッ!なんで知ってるの!!”
慌て驚く私に本を手に彼が面白そうに笑う。
”ヌナのことなら
すべてお見通しです。”
いつもの台詞。
”だ、だって、だって、
大福…好きなんだもん!”
”だからって毎日食べてばかりは
太るに決まってるでしょう。”
彼の正論に勝てるはずがないから 私は溜息まじりに大きな声を出す。
”あー、食べても食べても
太らないカラダになりたーい!”
”ヌナ、それは不可能というものです。
とりあえず 冷蔵庫の奥に隠してる
大福を最後に甘いものは
やめたらどうですか?”
”…ッ!”
隠してるの、バレてる、、
思わず声が詰まる。
チャンミンにバレないようにバレないようにと奥に隠して さらに他の食材で囲んで細工してたのに!
”すべてお見通しです。”
ヌナ、浅はかです。
と言わんばかりの不敵な笑み。
…そう、でも ほんと。
忙しいからって 間食ばかりしてたら どんどん体重は増えちゃう…
体重増えちゃって
太っちゃって
チャンミンの彼女として 不釣り合いだと ただでさえ落ち込むことが多いのに また こんなことで 落ち込むのは嫌だ。
嫌だから。
”…うん、たしかに 最近
間食し過ぎだったから、、
がんばってみるッ
最後に冷蔵庫の大福食べて
ダイエットスタートするッ!”
彼にガッツポーズを決めて私はキッチンに向かい冷蔵庫の扉を開ける。
”…ゎ‼︎ ”
少し離れた場所にいた彼なのに
気づけば私のカラダは彼の中にあって
すっぽりと包まれている。
”ヌナが…”
きっとチャンミンは
”うん…”
私の心を読んだのだろう。
”…ヌナが思うほど
なにも太っていないし
僕はどんなヌナも…”
あなたは
意地悪を言うかと思えば
こんな風に
”好きですから”
優しい。
#WaitingforChangmin
