徒然2 | ☆ちゃみのこと☆

☆ちゃみのこと☆

ちゃみのことについて書いてます

手帳を無くした

部屋中探したけどどこにもなくて
鞄の中にも勿論ないし

机の棚に立て掛けてあったはずの手帳。

使い初めてそんなに経ってなかったから新しいのを買ったんだけど不思議だった。


それから数週間が経ち

突然に君は僕の前に現れた。
誰もいなかったはずの公園のベンチに。

ふと目が合う。

僕は強がって君に話しかける。

「君は誰なの?ビックリしたよ。身体を消せる魔法使いだったりして」

少しの沈黙。

『魔法使いじゃないよ。私はタイムトリッパー。未来から飛んできたの。その瞬間を見られちゃうなんてね』

少しの沈黙。

「正直、信じられないな」

『魔法使いよりは現実的だと思うけど』

「そうかもね」

『私と一緒に来ればわかるよ。』

君は右手を前に差し出す。
強がってはいたけどやっぱり僕は恐くなった。

「やっぱり信じられないな」

『まぁ、いいけどね』

それから、公園のベンチに座り色々とたわいもない話をした。
そのうち、僕が手帳が無くなった不思議な出来事について話したその時、君は急に立ち上がり。
フッと消えた。

僕はそりゃあ驚いたけど
次の瞬間、君は同じ場所にあらわれた。

その手には、僕の手帳・・。

『中身を確認して!これでわかるよ。私がタイムトリッパーだってことが』

手帳を受けとり中を確認する。
確かに無くなった僕の手帳だ。


「犯人は君かっ!」