徒然 | ☆ちゃみのこと☆

☆ちゃみのこと☆

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突然に君は僕の前に現れた。
誰もいなかったはずの公園のベンチに。

ふと目が合う。

僕は強がって君に話しかける。

「君は誰なの?ビックリしたよ。身体を消せる魔法使いだったりして」

少しの沈黙。

『魔法使いじゃないよ。私はタイムトリッパー。未来から飛んできたの。その瞬間を見られちゃうなんてね』

少しの沈黙。

「正直、信じられないな」

『魔法使いよりは現実的だと思うけど』

「そうかもね」

『私と一緒に来ればわかるよ。』

君は右手を前に差し出す。

「うん。」

手を取り合った後の記憶はない。
僕は闇に落ちた・・。

彼女は
魔法使いでもタイムトリッパーでもなかった。

死神の使いだったのだ。