2012年2月
主治医の代えてと言っても、家庭の都合とうそをつき、通院の曜日を変えただけなのですが、それでも最大の恐怖を与えられた先生とはその後一度も会わなくてすみました
そして、このあと約3年のお付きあいとなる新しい先生は、とにかく無口でした
この時期、先生たちとのコミュニケーションが怖くて、怖くて、いろいろ聞きたいことも聞けずに貝になっていた私にとっては、無口なだけで安心感がありました
無口なだけに、リスクや、恐がらせるようなことを言われませんでした
悪い言い方をすれば、今までの先生たちのおかげで、いい先生のハードルが下がっていたのでしょうか、それだけで嬉しかったです
このころから、もしかすると癌の専門医という職業は、良かれと思って希望を語ったりすと、治ると言ったくせにこの嘘つきと泣きつかれたり、最悪訴えられたりするのかなぁ、だからの希望よりリスクの話しばかりするか、もしくは無口になってしまうのかなぁ、とか思うようになっていました
でもただのキャラなのかもしれませんね
専門の先生たちが、こぞって希望を語れないほど、癌は強敵なんだとも思ったりもして、いずれにしても怖くて仕方ありませんでした
それでももっと積極的に希望も話してもらえたら嬉しいなぁと思います。
なぜなら、この先、私はこの病院やこの病院以外でも、希望を語ってくださる先生たちと出会うのですが、その先生たちの語る希望にどれだけ救われたか分かりません
私の恨み節のような感想はさておき、
退院後すぐに始めた食事療法は、抗ガン剤と同じ強力な武器のような感覚でした
食事療法の1つとして紹介されていた野菜ジュースも実践してみました。
野菜ジュースは、抗ガン剤でいたんでいく体を補正してくれているような感覚でした。
治療というよりは、普通に肌の調子も良くなったり、お通じがよくなったり、体にいいことが実感できました
なので私は、一人の女性として野菜ジュースを毎日一生懸命につくるようになりました。
そんなこの時の私に、今の私からアドバイスします。
今回は今の自分も含めアドバイスします
これからあなたは西洋医学と食事療法以外でも、いろいろなことに挑戦します。
平熱アップ作戦血流アップ作戦ストレスフリー作戦何はともあれいっぱい笑う作戦人を許し感謝する作戦癌消滅イメージ作戦などなど。
あなたの飽きっぽい性格もあり、やめたこともいっぱいありますが、ジュースは普通においしいので、今も続けていますよ
なのでしっかりと今の自分へもアドバイスします。
あなたたちは、とにかくせっかちだから、ジューサーに野菜を投入するスピードが早すぎます
それが原因で、これから何台もジューサーを壊します
どうかゆっくり作って、主人に「また壊したな」と言われないようにしてください
当然、今の私もせっかちのままですから、この先ジューサーを壊し続けるのでした
ちなみに今は 5台目ですが、数えきれないくらい部品の交換をしています
そして、主人に「ジューサー、結構高いから、もうすこしゆっくり入れてよ!」と言われています。
ついさっきも「あーっ、またひびはいってる」と言われました。