へろう。
昨日ぶりだな。
元気だろうか?
今日は朝からフルグラとヨーグルトと青汁を飲んだから元気だぜ。
最近朝ご飯は必ずこれにしている。
昨日はZEPP東京初日だった。
いやーもう本当に最高の眺めだった。
詳しくは今度書こう。
今日は昼飯に中華を食べたよ。
★
曲解説:Wanna Get Out
略称:ワナゲラ
誕生秘話:レコーディング後半戦で作った。
Dメロの部分はかなり前からあった(気がする)
けどそれ以外は結構苦戦した。
でもそれ以上にこの曲はアレンジにかなり苦戦した。
聴けばわかると思うけどどう考えても様子のおかしい曲だ。
そりゃ様子のおかしい人が作ってるんだろうと予想出来てしまう。
あの中華のイントロとアウトロはレック前日に出来た。
洋平、とうとうおかしくなったかと思われたけどあまりの時間のなさに
ぶっ通した。
最初のAメロの変拍子も意味がわからな過ぎる。
けどぴったり収まって良かった。
でもとりあえず難しかった(ライブでそれを痛感した)。
歌詞:このアルバムのハイライトと言っても良いだろう。
やりたくもない仕事を何でやらなくちゃいけないんだろう?
という仕事の歌でもある。
これはサラリーマンをやっている友達と久々に飲んだ時に話した内容がネタになっている。
よくミュージシャンあるあるな事を言われるんだけど
「いいよな~お前は好きな事を仕事にして」という話がきっかけで。
なるほどな、と思った。
そいつは営業なんだけどあんまりやりたくない仕事をしていて
ミュージシャンという仕事が華やかに思えたらしい。
確かに「華やか」ではあるけど、じゃあサラリーマンがそうじゃないかと言われたら違うよね。
先輩でバリバリの商社マンでパリッとしたスーツを着こなして
かっこ良く海外飛び回ってる人がいたけど華やかだった。
そして彼はそれを見せなかったけど裏ではめちゃくちゃ努力をして好ましくない事もやって、
頭もいっぱい下げて、それでようやく自分のやりたい仕事を貫いていた(だろうと思う)。
今もやりこなしているだろうな、と思う。
よく「ミュージシャンじゃなかったらサラリーマンやってたな」という言葉を聴くけど
それじゃ頑張ってるサラリーマンにちょっと失礼な気がする。
サラリーマンが誰にでも出来る仕事みたいにね。
もちろんあまりやる気の無い人もいるだろうけど、
でも天職だと思ってやってるかっこいい人もいっぱいいるのだ。
だから自分のやりたくない事をするぐらいなら
やれる場所を探しに行けばいいと思う。
転職だね。つまり。
でも、自分に完璧な職場なんてこの世に存在しない。
他人と関わる以上。
だからそういう衝突やいざこざを覚悟して、経験して
自分の目的を貫くしたたかさが必要なんだろうね。
奥田民生さんが歌っていた「うまくやり抜く賢さを」だね。
だから逃げるわけじゃないけど「此所じゃない」と思ったら
去った方が良い場合もある。
そんな歌かもしれないね。
★
曲解説:This is Teenage
愛称:ディスティー
誕生秘話:Forever Youngとこっちでどっちをシングルにするか悩んでいたんだけど
当時はまだ打ち込みを使用した事がなくて、もう少しお勉強が必要ですね坊ちゃん達と
自分たちで感じたのでアルバムまでに取っておいた。
実はサビが出てくるのに一番苦労した曲である。
サビを絞り出すのに付き合ってくれたロゼ嬢には頭があがらない。
歌詞:歌詞は比較的スラスラ~と出来た。今回のアルバムは歌詞にそこまで
苦労しなかった。キクスピぐらいかな。でもそこでも気付いたけどやっぱり
歌詞というのはメロディーありきだから、メロディーが求めている言葉を
察知して選んであげる必要があるんだよね。無理矢理詰め込む美学あるけど
このアルバムは結構そっちの方が多かった。
レック:レコーディングは結構早かった。ライブで気付いたけどこの曲は歌いだしたら最後。
最後までボーカルブレイクタイムが無いのだ。楽な雰囲気を醸し出してるけどヤング以上に
ボーカル殺しの曲である。でもすごい好き。
★
曲解説:Plus Altra
愛称:アルトラ
誕生秘話:これはレコーダーに俺がギターとボーカルで吹き込んでそれを何かのタイミングで
メンバーに聴かせたら「これめっちゃええやん!」て事になってアルバムの曲採用になった。
俺としてはこれはまだ寝かしておいてもいいかもなーと思っていたからちょっと早すぎないかな?と思ってはいた。でもバンドで軽く合わせた時にその大胆な雰囲気に一瞬で惚れた。
この曲は日本人にしか作れないんじゃないだろうか。
だってハードロックとブリットポップの要素が二つ混じっているんだもんね。
これは面白いなーと思った。
歌詞:この歌詞は正直一番書きやすかった。
言いたい事、というか吐き出したい事を久々に歌詞に出来た。
”全ては一本のギターから始まった
スターになるのを夢見て
オンボロの車に乗り込んだ”
という出だしは80年代の青クサいハードロックみたいで大好きだ。
でも本当にこれこそシャンペインの歴史を詰め込んだから
ツアーでこれを最後にやると正直くるものがある。
"ここまでくるのにだいぶかかった
自分達の地図を一度も疑う事もなかった
それしか無かったというのが正直な所だけど
でもこうして君達の前に立っている
こうなる事を俺達は最初から知っていたけどな"
★
さて、本番間近だ。
zepp東京二日目。
最高の夜にしよう。
ではでは
洋平