■曲解説:涙がこぼれそう
■略称:涙
■誕生秘話:「Me No Do Karate.」の5曲目に収録されている。
starrrrrrrと両A面としてシングルで先行発売された曲でもある。
原型があったのは2007年頃。
白井君がメンバーに加入した(正式にはまだだったかな)ぐらい。
日暮里?にあるアジア人向けの日本語学校の学祭に出演した時、
そのリハで出来た。冗談みたいなサビだけどこの歌詞しか思い浮かばなくて
そのフィット感から6年間ほぼ原型のままである。
当時いたギタリストがfucking cunt野郎だったのでそいつにムカついて
これからは「白井君で行く」という感情のままこの曲を作った。
■歌詞:歌詞に関してはかなり変更されている。そもそも失恋だったりなんだったりの
ラブソング関係ではなかった(多分)。当時は何について書いたか特に覚えていない。
新しく書き直されたのは完全にそっち方面である。
男性の女性に対するコンプレックスが全て詰まった歌だと思っている。
"She's Very"という曲にもそういった描写があるけど、基本的に男性は女性を
追いかける特性を持っていると思う。そこで生じる情けなさや葛藤は歌詞やストーリーにすると
面白可笑しい。いつまでたっても適わない対象なのであろう、女子とは。
レコーディング:最後まで悩んだけど結局半音下げで録った。
というのもライブだとギターチェンジがマストになるから、流れを壊す可能性がある。
「ライブでは通常キーでいくか」とか色々案はあったけど、曲は半音下げた方が
響きがよくなるという事は一致したので、一旦ライブの事は置いたのだ。
俺はこのレコーディングでジャズマスターに始めて触れて、そのジャキジャキの格好良さに
惚れて、即買いしてしまった。相当良い値段はしたけど相棒だなぁと思う。
★
■曲解説:Ho!
■誕生秘話:アルバムの6曲目を飾るパンクソング。
アルバム制作一番辛かった時にポンッ!と出来上がった非常に優秀な子である。
だからとても可愛い。いい子。
■レコーディング:かなりスムーズに終わった。とても良い感じだったね。
たしか一発録りとかだったんじゃないかな。
ボーカルもほぼ1テイクで、あの間奏前の俺が壊れるくだりは
ボーカルブース内で本当に壊れてめちゃくちゃに叫んだら皆が大喜びして
(MUSICAの有泉さんも含め)そのままになってしまった。
こういう感じに録っていくの凄く好きだ。
■ライブ:ライブで初披露した時からオーディエンスは叫んでたね。まぁそういう歌だからね。
かなりシンプルな曲だなぁと思って作ったんだけど、意外と作り込んでしまったなぁというのが
ライブで発覚した。結構構成が難しいみたいやね。
[Champagne]らしいめちゃくちゃな構成である。
★
■曲解説:Forever Young
■誕生秘話:アルバムの7曲目を飾るシングル曲。
大学時代に作った曲である。
■歌詞:3周まわって大好きになった曲。
最初はこの歌詞が青臭すぎて歌ってる自分でも嫌気がさしたけど
結局言いたい事が全て詰まってるしどんな気分の時もハマるので
好きにならざるを得ない曲になった。
思い入れもある分メンバー全員一致でこの曲はフェイバレットソングだ。
「苦しみは目指す者にしか現れない」という一文は歌う度にその通りだよなーと思う。
歌っていて気持ち良い曲ベスト3に入る。
★
■曲解説:travel
■愛称:トラベル
■誕生秘話:何気なーく部屋でギターを弾いていたら出来た。
去年の秋ぐらいにはサビがあった。
確か何故か俺の部屋で白井君がテレビを観ていた気がする。
■歌詞:ずーっとツアーバンドについての歌詞を書きたかったのでこの曲にあてはめた。
この歌詞はスタジオで作ったんだけど、一瞬で出来上がったのを覚えている。
それぐらいメロディーがもう完成されていたから(ふっふっふ)言葉のはめ込みが楽だった。
もうこれしか無いだろう、みたいなね。
ツアーを周る事の喜びと空しさを体現した内容になっている。
人に会うと賞賛してくれる人もいるけど「いつかはこの人も去っていくんだろうな」と
思いながら接してしまう。何と言うかもうこれはこういう性格だから仕方が無いんだろうね。
■コメント:意外にもメディア関係者の女性に人気が高い。男臭い曲なのにね。
ヒロとかは確かこれ推し曲でもいいんじゃないか、みたいな事を言っていたけど
疾走感という意味ではスティミュとかの方が勝っていたので「アルバムの良い曲」に
留まった。ライブではひとしきり暴れた後にぴったりの曲になっている。
好きです。この歌。
・後半は明日の昼ぐらいにまた書く。
★
~ツアー日誌~
■10/19
■高知
高知は久しぶりだったね。
久々のX-ptだったけどここはユニゾンやママとやったけどワンマンは初めてだったね。
今回はそれが多くて全公演ソールドしたから本当にありがたい。
ライブは身体がほぐれたからさらによくなっていた。
高知のオーディエンスはロックに飢えているのだろうか?
意外にも激しかった。でもどこか暖かくなる感じがとても素敵だ。大好きな場所。
サトヤスとヒロが珍しく疲れ果てていた。それぐらい出し切ったんだろうね。
いや本当にこの日は凄かった。
打ち上げはいつもお店に。
いつもの鰹のたたき&卵焼き&おにぎり&ソーセージ&唐揚げ。
これが死ぬ程美味いんだよ。
こういうのが一番落ち着くんだよね。
結局男の子はこういう飯が一番食べたいんだろうなーと40越えるスタッフさん達が
ものすごい勢いでおにぎりと唐揚げを頬張る姿を見て思った。
何だかその日は飲みたかったけどまぁレコーディングも近かったので
部屋に帰って歌詞を書いて寝た。
■10/26
■新潟
来たぜ新潟!!
というわけで「食」という事で今回のツアーで一番楽しみにしていた新潟である。
もう朝昼晩全てタレカツ丼で良いぐらいだ(それは嘘だ)。
ライブはもちろん最高だった。このツアーからライブ前から食べなくなった。
だからタレカツ丼もライブ後の楽しみでおあずけにしておいた(あえて)。
その乾きもあってかライブはかなりアグレッシブな内容となった。
この日ヨガマットが届いた。
俺がパンダのポーズとかをするわけじゃなく
ただ単にストレッチや筋トレをする為である。
気道を広げる運動や横隔膜を使える様になった
あ、リハ始まるからまたあとで。
洋平