へろう。

ニューアルバムが発売に遂に発売となりました。
購入してくれた皆さん、ありがとうです。
まだ発売して間もないけど
好きって言ってくれる人がたくさんいるみたいで嬉しいです。

我々にとってはCDが店頭に並んで誰かが手に取って
聴いてくれるまでそれがどういう風に聴こえるかは全くもって謎だからね。
全く無視される可能性だってあるわけだからね。
だからリアクションがあるというのは本当に嬉しい。
良いのも悪いのもね。

4人で作った子供、、、というと何だか滅茶苦茶にキモチ悪いけど。
毎回そうだけど本当にCD発売というのは自分の子供を世間様に
預ける気持ちになる。
今回もやはりお約束通り難産だったけど。
でもだからこそ可愛くて可愛くて仕方ない。やっぱり。

是非聴いて下さい。
そしてライブでお会いしましょう。

では恒例の曲解説やっちゃいましょう。


■タイトル:Rise
■略称:ライズ
■コメント:アルバムのトップバッターを飾るこの曲。
[Champagne]新章突入感の肉汁がたっぷり詰まっていて、
曲の進行と共に溢れ出す。
何とも肉厚重厚な曲だと思う。

■作成ストーリー:この曲が出来たのは今年の1月ぐらいかな?
Aメロは去年の大晦日辺りに頭の中にフワ~とあったのを覚えている。
「あーこれ次のスタジオで皆で合わせよう」と考えていて、
それをレコーダーに吹き込んでいた(吹き込んでて良かった)。
で、2013年最初のスタジオでメンバーの前でAメロとBメロを披露して
サビを模索する事になった(どういう理由かは忘れたけどヒロは居なかった)。

で、サポートのロゼ嬢にも来てもらってひたすら延々とAメロとBメロを
演奏してもらった。そしてサビの訪れを、降りてくるのを待っていたというわけだ。
それでふとした瞬間にググワァァァアアッ!とサビが降ってきた。
もうその瞬間から歌詞は"Tonight, tonight"だったね。
その時演ったデモ音源を聴き返すとサビの長さが今の倍ぐらいあった(息が続かん)。

で、演奏が終わった後にサトヤスと目を合わせて「こりゃあ きたな」と
笑い合った。こういう風にセッションっぽく合わせて曲が出来たりすると
メンバーの大切さを感じる。

■アレンジ:イントロからピアノ音をふんだんに採用している。
ロゼ嬢のたまものである。曲を作っている段階でピアノも参加していたので
どうしても録りでもピアノを消したくなかったというのもあるけど今回は
本当にピアノの旋律に感化されながら出来上がったメロディーラインが
多い気がする。だから所々繊細なのかもしれない。これは自負っといた方が良いのかな。

シーケンス、所謂打ち込みも入っている。最初のピアノのイントロの裏から
フェードインしてくるドラムループ。これ打ち込みかと思わせておいて
何と俺の口ドラムなのだ。これは正直言っておそらく世界で俺しか出来ない方法だと思う。
これはボイパとはちょっと違う。ボイパは唇とマイクの噛み合わせを駆使する方法だけど
俺のは完全に口の中で空気の流動で鳴らしている。
いつかライブでも披露出来たらいいね。歌えなくなるけど。

歌詞:最初のセッションで歌い終わった瞬間、サトヤスときたね、
って言い合った後にもう頭の中には「rise」というタイトルがあった。
意味は「立ち上がれ」って事。

前も言ったけどシャンペインは本当にまだまだ全然知られていない。
そういう意味では好きでいてくれる人達に申し訳ない気持ちも少しある。
(話題に出来ないだろうからね…笑)
アークティック・モンキーズのグラストンヘッドライナーの映像を観て
悔しくて悔しくて途中で消してしまった。
グラストンはおろか日本のフェスのトリでさえまだやった事もないのだ。

でもそれがインディーズだからとかメジャーだからとかは全く関係ない。
メジャーだろうがインディーズだろうが成功する奴は成功するし、
失敗する奴は失敗する。環境のせいには絶対したくないしね。

だからこそシャンペインは今の体制に物凄く誇りを持ってやっている。
このまま絶対上にあがってみせると思っている。
本当に[Champagne]は人に恵まれたと思う。

この歌に俺がもしリンクさせるとしたらそこなのかもしれない。

まぁでもあくまでも個人的な話だから、皆さんがこの曲をどう捉えるかは全くの自由だ。
好きに扱って欲しい。
作った奴の気持ちなんて参考程度で良いのさ。
CDを買ったらその曲はもうあなたの物だ。
是非ご自由にして欲しい。
(いつものごとく)


さてそろそろ明日はネコフェスだ。
トップバッターでやらせて頂く。
久しぶりという事でちょっと本当に楽しみで興奮している私がここにいる。

大好きな稲村氏率いるアルカラのフェスではあるが、
申し訳ないが華を持たせるつもりはない。
[Champagne]は誰よりも最高のステージを見せつけて
楽しませてふっ飛ばして帰る。
それが彼の大事にするライブハウスシーンの一つ醍醐味だと俺は思っているからね。

ま、とりあえず楽しもうぜ。
お楽しみに。

ではではおやすみ~。

洋平


ps: Riseを語っておきながらMVは"Kick&Spin"。覚えておけ。plz!