へろう@

移動中は基本的になるべく有効的に使おうとしている私だ。
文章的な仕事がある時はそれに没頭するし、
それ以外は映画や本と戯れている。

その「本」についてだが、
車移動なので夜になると読めなくなる、という弱点を持つ。
(そうすると映画鑑賞に移行するまでだが)。

本を読むのは好きだが、読破するのはおそらく遅い方だ。
イチイチ止まってしまう。
一つの盛り上がりがあると一旦本を閉じ、窓の外を観て噛み締める癖がある。

長文読解に関しては速い方だと自負している。
ただ、それは論文やコラム的などちらかというと事務的な物に限る。
物語等は映画のそれに似ていて、一旦文字からイメージに変換しないと
身体に、脳みそに染み渡らない。

やはり物語というのは1センテンス毎に匂いや味があるのだ。
1ワード毎だな。
それはほとんど「食事」に近いかもしれない。
だから一冊終わった後は意味がわからない程の眠気に襲われる。

というわけで今日も広島まであっという間に到着した。


6/7
移動日

札幌に向けて。
まずは仙台へ。
時間があったので各自飯へ。
俺はスターバックスへ。
ハム&エッグのカイザーロールとチャイラテを頼む。
この組み合わせが憎たらしい程美味い。
正直ドトールのブレンドコーヒーとジャーマンドッグとかなり良い勝負だ。
ドトール派ではあるが、最近スタバに行く率が高い。
作業を済まし、集合し、港へ向かう。

フェリーでは白井氏とマイティー・ソーを鑑賞。
予想通りの映画だったがやはりナタリーポートマンはかわいかった。
「レオンの時が一番可愛かった」と呟いた白井に対して
「ブラック・スワンの時も可愛かったぜ」と言ったけど
(でもあの時ミラ・クニスの方に見とれてたな)と思い返した。

24:00就寝

6/8 札幌 CUBE GARDEN

朝到着。
会場入りまで時間があったのでとりあえず腹ごしらえをする事に。
俺、にーやん、ヒロで「千寿」へ。
二度目だったけどやはり美味かった。
ご馳走様。

会場入りしてリハーサル。
準備万端だった。
この日は色々BGMに手を加えた。
backstreet boysのlarger than lifeを入れたんだがおそらく誰も無反応だっただろうな。
アイドルの曲というのは名曲が多い。
ロック好きからすると「アイドルの曲なんてきかねーよ」となるだろうが
作曲しているのは音楽家なわけだから曲に関してはかなりレベルの高い物が多い。
更に言うと海外のアイドルのレベルは高い。
から俺は毛嫌いはしていない。
Take Thatとか世代だったからな。

脱線するが、
ロックバンドに黄色い声は必要ない、という事を言う奴がたまにいるが何もわかってない。
歴史的に見ても黄色い声無しで売れなかったバンドは居ない。
あのビートルズやストーンズのライブ映像を観ても最初は女子しかいなかった。
女子が狂喜乱舞しながら失神する映像が非常に多く残っているだろう?
今やオッサンの神様な彼等も現役時代はアイドル扱いされていた事もあるのだ。

もちろん女子だけに人気があれば良いと言ってるわけではない。
男の声ももちろん必要だ(雄叫びと俺は呼んでいる)。
というか必須だ。
ライブが始まった瞬間のオーディエンスの雄叫び程
最高に気持ちいい物は無いと断言出来る。

何を言いたいかというと「男から」とか「女から」とかは関係無い、という事なのだ。
だからライブ中、誰かがイケメン過ぎたら女子は叫びたかったら叫べば良いし、
誰かが物凄いギターテクを見せたら男子は憧れの雄叫びを上げれば良いのだ。
そこに遠慮なんて必要ない。
誰がロックはこうノって、アイドルはこうノって、なんて決めたんだろうと思う。
「ミュージシャンなんだから顔や服装は関係無い」なんて俺は思わない。
全部含めて音楽なのだ。
「そいつ」が「その顔」で「その衣装」で「音を鳴らす」から成り立っているのだ。
もしそいつが音楽だけを見て欲しかったら作曲家になればいいだけの話だ。
カッコつけて5割増しにてステージ立ってパフォーマンスしてるのに
「音楽だけ聴いてくれれば良い」なんておかしな話だろう?
だから俺はもっとオーディエンスには自由で柔軟な考えでいて欲しいと思っている。
もちろんそれぞれの考えがあるから憎み合うのも自由だろうけどね。

話を戻す。
札幌CUBE GARDEN は列伝以来だ。
その時は他に3バンドいたが、シャンペインのお客さんが一番少なかった様に思えた。
それが悔しくて悔しくてね。
ここを絶対埋めてやる、って思った。
それが叶って良かった。
来てくれた人ありがとう。
本当に念願のCUBE GARDENだった。
最高に楽しかった。
北海道という遠い地で少しずつだけど広まっているのかなぁと思えた。

打ち上げはもちろんジンギスカン。
帰り道の時点で既に獣臭がしたが気にしなかった。
ホテルに戻り、即寝した。

6/9
移動日

移動まで時間があったのでヒロ、サトチンとにーやんで永森正商店に。
サーモンハラス定食を頂いて涙が出る程美味かった。
刺身盛り合わせも美味すぎた。
そして何より板前さんが面白すぎた。
サイン書いた。

色々やって
フィリーに乗り込む。
映画はマイティー・ソーとツーリストの二本立てだったが
もう観たので借りてきた映画を観た。
ニューオリンズ・トライアルとあるスキャンダルの覚え書き。
すぐに寝た。

6/10
仙台 RENSA

朝到着。
会場入りまで各自腹を満たしに出掛ける。
俺は近くのイタリアンレストランへ。
というかおそらく夜はイタリアンバーなのだろう。
昼はパスタしかやってないですみたいな店だった。
そういう店は総じて美味い。
ここも埋もれてなかった。だが、悔しい事に量が多かった。
くそう。
腹いっぱいになってしまった。

会場入り。
久々のRENSAだった。
いや、本当に最高のライブだった。
またまた更新出来た。
来てくれた人ありがとう。
最後にアクセラレーター2と言ってもいいものをやったが
あれは完全なアドリブだ。
リトル・バイ・リトルも歌えて良かった。
仙台、最高だった。本当に特別な場所だ。

終演後、泊まらず自宅へ向かった。


というわけで日記を終えようと思う。
明日(というかもう今日だな)は広島公演。
広島クラブクアトロ。
楽しみで武者震いする。

ほんの2時間ちょっとだけど人生の一部を共有出来ればいいと思う。
そしてそれを最高に素晴らしい時間にする。

お楽しみに。

でわでわ@

洋平

photo:MUSICAに連載中の「ポップコーンバター多め」のために料理中な私だよ。
何を作ったかは冊子をご覧あれ。