しゃんぺんな日々5-bandband



山ちゃん絶対やめへんで~

へろう@

最近近所のレンタルショップでとある女子二人組とよく遭遇する。
25歳ぐらい。いつも二人でいるんだけど会話が面白いのだ。
ちょっと盗み聞きしてしまって申し訳ないのだが、
「この監督は大したことない」とか
「この俳優はこれで売れたんだよね~まぁその後はだめだけど」みたいに一つ一つ解説をしながら
(おそらく)その夜の一本を吟味している(のだろう)。
まぁそこまで大した情報ではないんだけど、たまに「ほぉ~」と思う事もあるので遭遇すると「お、いる」となる。
いや、決して好みじゃないし、嬉しいわけではないけど何かこう常連さんの何かそういうのあるやん。ね。
松ちゃんの歌良いな。



さて。
あと2日で我々の3rdアルバム「Schwarzenegger」が発売されます。
「シュワルツェネッガー」と読みます。

「作った」感覚があまり無いです。
どちらかというと「出来た」という感じでした。
前作の「I Wanna Go To Hawaii.」が発売してすぐにとあるフレーズが産まれました。
そのフレーズは4弦と3弦だけを使ったもので、かなり短調なものでした。
スタジオの休憩時間に何気なく適当に爪弾いてたもので、その時はまさか曲になるなんて思ってなかった。
でもそれからそのフレーズが頭から離れなくなって、スタジオの休憩時間で毎回弾くようになり、
いつのまにかメロディーが重なって、
ドラムが重なって、
ベースが重なって、
ギターが重なって、
最終的には最高な曲になってました。

今までに無い感覚。
音が日常の感情から滲みでてくる。
そんな感覚でした。

1stの時はサラリーマンをしながらの曲。
2ndの時はバイトとミュージシャンを両立しながらの曲。
そして、今回の3rdアルバムは完全にミュージシャンとしての曲。

完全にミュージシャンとして生活を始める時、
死ぬ程嬉しかったけど不安だったのも事実だ。
「悔しさや葛藤が無くなったら曲書けなくなるんじゃないだろうか?」
とか
「プロになれて満足しちゃって腑抜けになるんじゃないだろうか?」
とかちょっと脳裏にちらついたのは事実だ。
でも心配する必要はなかった。

全く満足してないからだ。

一つ上に行く度に視野が広がって、同時に自分の未熟さに嘆く。
「まだこんな所でもがいてんのか、シャンペインは」。

俺は普段からデカイ事もいうし、自信満々な態度を取る。
まぁだから(他にも色々あるだろうけど)
誰もかれもから好かれる奴じゃないのは認知している。
でもやめないだろうね。やめちゃいけないだろう。
だってまず自分が言わなければ誰が言ってくれるって言うんだ。

浜ちゃん本当にインフルなんかなぁ。

[Champagne]は自分達が完全に満足するまでは多分ずっとツッパってるだろう。

だからこそこういうアルバムが産まれたんだと思う。
丸裸になった状態でそんな音や言葉を出すんだと思う。

そういう意味では安心した。
「あー良かった。やっぱり俺達は根っからロックンローラーなんだ」ってね。

山ちゃん面白いなぁ。

何で俺達が汗水垂らしながら演奏するのか。
国外へまで行って音楽を届けたいと切望するのか。
何でロックンロールスターになりたいのか。

そういう事を初めて吐き出す事が出来ました。
このアルバムにはそういう事が詰まっています。

是非聴いてみて下さい。
我々はどうあがいても、丸裸になっても、
ロックンローラーなんです。

4月4日、お楽しみに。

ガキ使終わっちゃった。

でわでわ@

洋平

ps:リハーサル中。もうほとんど喧嘩。