「講釈師見てきたような嘘をつく」
と言うけれど


まぁ、講釈師は職業だからね
真に迫ってないと説得力ないものね


でも世の中には
まるで息をする様に嘘をつく人


それも突き合わされば
直ぐに分かるような嘘


スルスルと出てくる人、いるんだよね

 

 

今は辞めちゃったけど

以前、会社に在籍していたTさんがそうだった

 

それを分かって話してれば

何てことないんだけどね


いや、私だってね
嘘をつかないとは言わないわよ

嘘も方便て言葉もあるくらいだからね

 

 

そして

嘘か本当か分からない人っていうのも

世の中、多いんだよね

 

 

Nさん、男性40代

うちの会社でちょっとだけ働いていた人

 

初めて会ったとき

 

「オレ、クォーターなんすよね」

 

「そうなんだ」

 

 

まぁ、横縦ともに巨大だし

185センチ以上はあるわね

体重は120キロ?もっと?

色も白いし、瞳の色も茶っぽいし

 

これは、本当かもしれない

わかんないけど 笑

 

 

「アメリカで生まれ育って、ナンチャラカンチャラ」

「ひいじいちゃんは、ナントカ戦争でナンチャラ」

 

ナントカ戦争、南北戦争って聞こえたんだけど・・・

南北戦争って・・・奴隷制度のアレよね?

 

ひいじいちゃんの時代か?

 

えっと・・・今40代だから・・・

お父さんが30歳の時の子だとして・・・・・・

 

もう、面倒なので計算するのも止めたわ

 

 

このNさん

立て板に水どころか

立て板が洪水でプカプカ浮くほどの

 

 

マシンガントークの持ち主

 

 

それも殺人級にうるさい!

 

まぁ、ペラペラペラペラ、喋る、喋る・・・

 

うるさい! 黙れ!

って言いたいくらい 笑

 

 

そして、その半年後くらいの会話の中で

北海道の母校の話が出てきて・・・

 

「えっ、アメリカで生まれ育ったんじゃなかった?」

 

「ガキん時に日本に来たんすよ」

 

「そうなんだ」
 

 

また別な時の会話

「オレ、バーテンダーやっててぇ」

 

「そうなの」

 

「といっても、教える方っす」

 

「そうなの」

 

「俳優のM、オレの弟子っす」

 

 

イケメン人気俳優のM

無名時代

バーテンダーやっていたのは有名な話

 

 

「へぇ、そうなの」

 

 

もう、話半分に聞いてるけどね

 

いや、半分どころか

本当の話は、1,000に3つ?1つ?

 

 

で、最近の話

 

「今度、ノウゲに行かないとダメなんっす」

 

「ノウゲ?」

 

「脳神経外科っす」

 

「どうしたの?」

 

「オレ、サヴァン症候群でぇ」

 

「そうなの」

 

「ナマポのうちに診察受けようかと思って」

 

「ナマポ?」

 

「生活保護なら、診察代タダだから」

 

 

そう、10ヶ月くらい前だったかな

足にばい菌が入り

文字通り丸太のように腫れ上がり入院

 

入院費用が払えないために生活保護申請し

現在、引き続き生活保護の受給者

 

 

サヴァン症候群て・・・

記憶力が異常に高くて

カメラの様に景色を絵で再現したり

百科事典丸ごと暗記できたり

 

アレよね?

 

            ↑

イギリス人のアーティストのスティーブン・ウィルシャー

 

「人間カメラ」と言われる驚異の記憶力で

ヘリコプターで30分上空を飛んで眺めた街を

記憶力だけでパノラマ図で再現

 

 

世の中、天才と言われた人の中には

サヴァン症候群の人たち、多いのよね

 

 

「何か、記憶力とか良いの?」

 

「オレ、中学とかの教科書全部暗記できたっす」

 

「今まで逢った人、会話とかも全部覚えてるっす」

 

 

サヴァン症候群で

なんの診察受けるのかわからないけど

 

 

もうね・・・

 

 

「あら、そうなの」と、言うしかない

 

 

まぁ、胡散臭い人には・・・間違いない 笑

 

 

あはは、うちの会社もいろんな人いるね