スズメノヤリ | 湯戯三昧、蕎麦三昧できるかな?

スズメノヤリ

草地にごくふつうに生えてる高さ10〜30cmになるイグサ科の植物です。

スズメノヤリ
三月ころに穂を伸ばし、10cm位の細長い花茎が伸びて、その先端に花が頭状に集まります。見かけ上は個々の花ははっきりせず、赤褐色のくす玉のような固まりが着いているように見えますが固まりは一つ、あるいは二つくらいに分かれてます。
花期は4〜5月。

花茎の途中には一枚の苞葉がつき、根生葉は長さ7〜15cm、幅2〜6mmの線形〜広線形で、縁には白色の長い毛がある。茎葉は2〜3個。茎の先に赤褐色の花が多数集まった卵球形の頭花をふつう1個、まれに2〜3個つけます。

花被片は広披針形、長さ2.5〜3mm。

雄しべは6個で花被片より短い。

花糸はごく短く、葯が目立ちます。

雌しべ先熟で、3個の柱頭が受粉したあと花被片が開き、雄性期に移ります。さく果は褐色で花被片とほぼ同長。種子には種子の半分ほどの大きさの白い種枕があります。

◇科名:イグサ科
◇属名:スズメノヤリ属(Luzula=lux(光)の縮小形 luxulae,又はgramen luzulaeから来た名。この属の一種に付けられたもので,露に輝く様から)
◇学名:Luzula capitata(capitata=capitatus =頭状の,頭状花序の)
似た植物がありますが【スズメノヤリ】は花が頭状につくのに対して、【ヤマスズメノヒエ】は枝の先に数個の花がつきます。【ヌカボシソウ】は枝の先に1個の花がつきます。