瓦土塀
古い瓦が土塀に幾重にも埋め込まれています。
このような瓦が埋め込まれている土塀を瓦土塀といいます。
土塀に染み込んだ雨水を排水する為や、土塀の強度を増すのが目的で、昔の人の一工夫で意匠性もありますよね。
主に屋根や塀などに使われいた古い瓦を利用していますので大きさ、形は不揃いで場所によっては、軒先に使う模様の入った瓦や、棟に使う丸い瓦などの様々な瓦が埋め込まれているので、瓦土塀を見かけたら、ゆっくりと時間をかけて珍しい瓦を探すのも楽しいですよね。
本来の目的は土塀の強度を増す為の工夫ですが、明らかに土塀を観る人のことも意識して瓦を埋め込んでると思います。コチラのお宅の瓦土塀はほぼ均一の大きさ、形ですが…これが大きさも形も不揃いの瓦が土塀に埋め込まれると、土塀に模様を刻み、日の当たると瓦の凹凸できる陰影が無機質な土塀に豊かな表情を生み出します。ンン〜以前に何処かのお寺の瓦土塀をアップした事があるハズ…なんですが、記事が見つからない。


