深草の野辺の桜し心 あらば今年ばかりは墨染めに咲け
【上野岑雄(かみつけのみねお)】という「古今集」哀傷の和歌にちなんだもの、と言われています。
この桜がその桜の子孫かというと…??まぁ多分違うでしょう(笑)。
墨染
名の由来は、花が白くて皺になっており、その影が薄墨色のように見えることから。
京都の伏見墨染にあったとされる伝説の桜して名前は有名ですが、但し…墨染として文献に現れるサクラは数多いのですが、すべてが同じ品種を指しているわけではないンですね。
小花柄には苞があります。萼片は卵状の三角形。
開花時期は普通は4月の上旬から中旬で、花の色は白く、一重咲き。花弁には皺があります。
咲いた当初は花が白い色で、薄墨のように見える品種。
◇Cerasus serrulata Lindi. f. subfusca Miyoshi