2023椿と山茶花 其の2《曙》《銀竜》《不二の雪》 | 湯戯三昧、蕎麦三昧できるかな?

2023椿と山茶花 其の2《曙》《銀竜》《不二の雪》

2023年の椿と山茶花 其の2 

ツバキは、日本の本州以南に自生する植物で暖地・沿岸部にヤブツバキ、積雪地帯にユキツバキが見られます。木偏に春と書いて椿ですが、品種によっては、秋から開花し始めます。まぁまだまだ開花してる品種は少なめですがね。

秋口は山茶花が中心になりますね。

今回は山茶花が二種です。

淡桃色の一重で椀咲き。

蕾は丸く、炉開きから年内は、丸く膨らんだ蕾が多いため、お茶席に重宝されます。

筒しべの大輪です。 
染色体が正常のものより多い三倍体のため、ほとんど結実しない椿です。

◇Camellia japonica 'Akebono'

コチラは椿ではなくて山茶花です。カンツバキ系。

山茶花の記事で一度説明しておりますが、山茶花には、【サザンカ品種群】【カンツバキ品種群】【ハルサザンカ品種群】【タゴトノツキ品種群】とあって、このの4つのグループに分類されています。

更に【海外品種群】にも分類することが出来ます。

白色で外弁の先端と裏は桃紅色の八重で中輪、花期は12-3月。

大阪(池田)、江戸→埼玉産の花です

◇Camellia sasanqua‘Ginryu’

不二の雪

コチラも山茶花でカンツバキ系の白い花

白色で蕾のときは先端が桃紅です。カンツバキ系。

肥後(熊本)産

八重~千重の中輪

◇Camellia sasanqua‘Fujinoyuki’

このカンツバキ系(群)ですが、関東では「カンツバキ 」西日本では「獅子頭」と呼ばれる園芸種の実生、またはその後代と考えられるグループと以前にも説明しました。

開花期は11月~翌年3月です。カンツバキ郡は、植物分類学上はサザンカに近く、雄蕊の一部または多くが花弁に変化して、八重咲きの花が多い品種群です。散り方はサザンカタイプで、花弁と雄蕊がばらばらになって散ります。

樹形は立ち上がらずに横張りのものが多いです。