2022薔薇《シンパシー》《ビショッフスタットパダーボーン》《ロイヤルハイネス》 | 湯戯三昧、蕎麦三昧できるかな?

2022薔薇《シンパシー》《ビショッフスタットパダーボーン》《ロイヤルハイネス》

神代植物公園薔薇園🌹其の21

小田原フラワーガーデンからの通算では🧮496〜498品種目

500品種🌹越え間近😅

シンパシー

Sympathie

つるバラのハイブリッドコルデシー。

一季咲きで微香。花径は9cm。棘も少なめ。

半剣弁高芯咲きの大輪で花径は10cm。

花弁数は17〜25枚。

まさに赤い薔薇のお手本みたいな輝くような赤。

ビロードタッチの赤い色彩の中心が少し黒みを帯びます。古い品種ですが、赤バラ🌹の名花ですね。

まぁ品種名がドイツ語で同情ですけどね。

◇作出年:1964年

◇作出者:Reimer Kordes(独)

◇交配種:Wilhelm Hansmann × Don Juan

因みに改めて説明しますが、[HKor] ハイブリッド・コルデシーというのは【アジア原種のロサ・ルゴサ(Rosa rugosa)又は(ハマナス)の名称で呼ばれる】と、日本原産のロサ・ルキアエ(Rosa luciae)の交配により《マックス・グラフ-Max Graf》という品種が1919年に作出されました。このマックス・グラフの実生から生まれたのが、ロサ・コルデシー(Rosa  × kordesii)です。このバラを交配の親として誕生したのが、ハイブリッド・コルデシー系統で、寒さに強い特性があります。

ビショッフスタット パダーボーン

Bischofsstadt Paderborn

クライミングローズ、朱色の小輪の平咲き。一季咲き。本来はシュラブ系統ですが、日本の気候に適応してシュートが伸びるのでクライミングローズ。

別名は Fire Pillar

花弁数は17〜25枚。微香。

◇作出年:1964年

◇作出者:Reimer Kordes(独)

◇交配種:Korona × Spartan

Bischofsstadt はドイツ語で Bischof (ビショフまたはビショーフ、司教の座す町という意味

Paderborn はドイツ中西部のノルトライン=ヴェストファーレン州にあり、あのハーメルンの南西60kmほどのところにある小都市です。

かつてフランク王国のカール大帝が一時宮廷を置いていました。

799年、ローマ教皇レオ3世はカール大帝を頼って当時宮廷のあったパダーボーン(パーダーボルン)に亡命。大帝は護衛部隊を送ってレオ3世をローマに復帰させ、翌800年、大帝はレオ3世の手で戴冠されて 「ローマ皇帝」 となりました。このためパダーボーン(パーダーボルン)神聖ローマ帝国誕生の地と呼ばれることもあるそうです。ただし正統の東ローマ帝国皇帝はこれを認めず、僭称と非難したそうです。805年には司教座が設置され、カール大帝の宮廷跡地に大聖堂が建設されました。

ロイヤル ハイネス

 Loyal Highness

花名はそのまま殿下と言う意味。

別名はKonigliche Hoheit

綺麗な花ですよね。品種親の片方がPeaceですのでさすがに品種名の通り、見事な花形です。

ハイブリッドティの四季咲き。

剣弁高芯咲きの大輪で、花径は12cm。

花弁数は35〜45枚。中香でティ香があります。

◇作出年:1962年

◇作出者:Swim & Weeks(米)

◇交配種:Virgo × Peace

☆1963年AARS賞受賞

羽衣 Hagoromo

国産クライミングローズの名花。

二回目であります。👉羽衣