ツリバナ
ツリバナ…と言っても釣りの話ではない(笑)。
この植物の名前です。散策路で見かけた。
ツリバナ吊花
ニシキギ科の低木で、山地に自生しています。
皇居東御苑の二の丸庭園にもあるのですが、花が咲いているタイミングには、ここ三年ほど合わせられなかったです。散策路の公園に見かけて、久しぶりなので記事アップです。
花も実も名前のように吊り下がるようにつきます。
ですが、実の大きさと比べたら花は5~8mmとちっちゃくて、色も目立たずつつましいものです。
知らないと見過ごしてしまう。
◇科名:錦木(ニシキギ)科 ◇属名:ニシキギ属(Euonymus=ユオニマス。ギリシャ語の「eu=良い」+「onoma=名」が語源で、「良い評判」と言う意味 ◇学名:Euonymus oxyphyllus(oxyphyllus=鋭形の葉の)
仲間には葉が大きい『オオツリバナ』があります。
葉は対生し葉身は卵形~長楕円形で、先は鋭頭。
基部は広い楔形になります。縁には細かい鋸歯があり、画像のように少し波うつようになる。裏面が白みを帯びます。
花は両性花で5~6月に葉腋から長い柄を出して、6~7mの淡緑色、あるいは淡紫色を帯びた花を、数個つけます。
花弁、雄しべ、萼片ともに5個。
花言葉 は…片思い
花が終わると実ができます。果実は熟すと5つに割れ、中から赤色の種子が、これも吊り下がるように顔を出しますす。種が飛び出すようにつきます。
『仮種皮』とよばれる皮が裂けて、丸い赤い種を覗かせるンですが…。枝は細く長くなるので弓なりに枝垂れたようになるのです。葉が茂る感じではないのでこの花を知らない人は、赤い実を見て初めて気づくことが多いです。
『真弓(マユミ・檀)』や『錦木(ニシキギ)』や『柾(マサキ)』の実に似ていますよね。マユミはこれほど種が飛び出さないです。
因みにコレがクサギの実