秋の薔薇苑へ其の二十五by生田緑地ばら苑
明日から師走だと言うのに、未だに秋の薔薇苑の記事アップ続いてます。
カウンティ フェアCounty Fair
フロリバンダ。はっきりとしたピンクの半八重咲きです。四季咲きで微香。
品種名のカウンティフェアーというのは、日本で言うところの夏祭りにあたります。町や村の規模でなく、郡(カウンティー)の主催になります。 アメリカは、町や村の上にカウンティーで区分けしている。
赤みを帯びた新芽との調和も美しい花です。
◇作出年:1960年
◇作出者:Herbert C. Swim(米)
◇交配種:Frolic × Pink Bountiful
サラバンドSarabande
◇作出年: 1957年 ◇作出者:Meilland (仏)
品種名のサラバンドは、イタリア語: sarabanda(サラバンダ)舞踏曲の一種で3拍子による荘重な舞曲。
つる品種もあります。まぁ花は同じなんだけどね。
Cl Sarabande つるサラバンド
◇作出年:1968年 ◇作出者:Meilland(仏)
コチラはオイラの好きな品種の一つ。
加茂Kamo
剣弁高芯咲き。白にピンクの覆輪が入る大輪。
◇作出年:1978年 ◇作出者:岡本 勘治郎
◇交配種: (Michele Meilland x Anne Letts) x 花嫁
オフェリアOphelia
ハイブリッドティ四季咲き中香
この薔薇の枝変わり品種が先日アップしたマダム バタフライMadame Butterfly です。
◇作出年:1912年 ◇作出者:William Paul & Son
◇交配種:《Antoine rivoire》の実生
*作出者がポールになってますが、正確には詳しく発表されてません。
ハイブリッドティー種の中で、剣弁高芯の花型を確立したとされる歴史的品種。現代の名花でオフェリアの血を引かぬものはないと言われるほど多くの子孫を残しています。ダマスク香とティー香の混ざったような特徴的な香りの「オフェリア香」でも名高い品種。作出されてから110年の年月がたった今も名花のままです。
キャリオペ
Calliope
ギリシア神話に登場する文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1神。弁舌の女神ともされ、ムーサたちの中で最も賢いとされる。アドーニスをめぐるアプロディーテーとペルセポネーとの争いを仲裁するなど、ムーサたちの中で最も活躍の場が多い女神。
◇作出年:1998年 ◇作出者:Harkness(英)
ハークネスは、イギリス、ヒッチンの5代続く名門バラ育種生産会社です。1879年にジョン・ハークネスとロバート・ハークネスによって創業され、ジャック・ハークネスが1960年頃に育種を開始。
ロクレアRoklea
ハイブリッドティ。四季咲きで微香。
表弁、裏弁ともにはっきりとした朱色の、高芯剣弁咲きの大輪。朱色がここまで綺麗にでる品種も珍しいですよね。
この薔薇🌹の品種名はかなり謎で、オイラが参考にしている幾つかのサイトにもまったく載っていないんですが、、、。多分…薔薇苑のボランティアの方も調べきれなかったと、思いますよ。