古代米 | 湯戯三昧、蕎麦三昧できるかな?

古代米

多摩ニュータウンの『長池公園』の里山に栽培されている『古代米』です。
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これは黒米だと思いますが、古代米の種類の一つで、濃い紫色のお米。
古くは中国歴代の皇帝献上米として大切にされてきた黒米は、日本ではおはぎのルーツといわれています。
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古代の稲の品種が持っていた特色が残った稲だと考えられています。赤米紫黒米(しこくまい)・黒米・香り米という、玄米に色や香りを持った米は、いわゆる品種改良の対象にもならず、現在でも日本や世界の一部の地域で栽培され続けています。
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黒米のヌカの部分に含まれているのは黒色系色素(アントシアニン)と呼ばれるもので、それ以外にも黒米は白米と比べてと、ビタミン類、鉄分、カルシウム、マグネシウムや、亜鉛といった現代人に不足しがちな栄養分が多く含まれています。
炊くとお赤飯のような色鮮やかな色になります。
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「古代米」といっても稲なので栽培の基本は通常の白米の育て方と同じですね。
但し見て判りますが、「古代米」は全体的に稲の草丈が長いです。その分倒れやすいと思われ、実際倒れてるのも見受けられます。
調べてみたら、肥料は通常の栽培の半分以下にしたり、密植を避けるなどの工夫をしているようです。
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病害虫や、気象障害に強いものから弱いものまでいろいろありますが、農薬が残留しやすい糠が持つ機能を生かした稲ですから、低農薬で栽培する必要もあるようです。