ここへ来て私、遂にPiAに飽きて来ました。
だって新曲出してくれないんだもん。
同じ曲ばっかり毎日聴いてりゃそりゃ飽きます。
昨日、今日と続けてアルバム「生活不就是這樣」を2回だけ聴き、2回とも号泣はしました(実話)が、
さすがに700回以上も聴いてりゃそりゃ他のものが聴きたくなります。
で、リサイクルショップで見つけたJ-POPのラヴソングのオムニバスCDにハマってみることにしました。
やっぱり日本人だもの、日本語のポップス聴きたいよね♪
10年前のだけどGreeenの「愛の歌」?、青山テルマの「ここにいる」、あと知らないアーティストのバージョンだけど新垣結衣も歌ってたMongolなんとかの「恋のうた」も入ってる。
その3曲の他は全部知らないといういい感じの曲揃え。
なんかDef Techのmicroがフューチャーされてる曲もある。いいね!
よ~し♪
で、聴いてみた。
永遠に君を愛するよ~
うそつけ。
お前だけいれば何もいらない
うそつけ。
すべてを包んでくれる母さんの愛~
俺のお袋そんなんちゃうわ。
なんていうか……
なんでこんなに嘘つくんですかね。
嘘じゃないにしても一時の感情に過ぎないことをしかも綺麗に盛って「感動しろ~」とばかりに押しつけて来る。
しかもやたらと具体性がなくて上っ面の言葉による説明みたいなのばっかり。
大好きなゲームも 大好きなギターも 何もいらないよ 君さえいればそれでいい~
うそつけ。
たとえ一時の感情として本当だったとしても、結婚したらガラッと変わるやろ、貴様。
って言うかこんなん完全に女ウケ狙いやん。
って言うかゲームやギターと同列にされる彼女がかわいそうやろ!!
なんていうかね、もう、共感とか女ウケとか狙い過ぎてて腹が立ってすら来ました。
しかもなぜか女性シンガーの曲ですら女ウケ狙ってるのが見え見え。
そうか、こういうのがJ-POPだったな、忘れてた。
なんかこれらと比べると自分が今まで訳した台湾のポップスの歌詞がやたら高尚に見える。
タオさんの「愛很簡單」みたいな泣きたくなるような真実味のある歌は少なくともこのCDの中にはなかった。
同じように「永遠に君を愛する権利を手放さないよ」と歌っていても、世界は変わり続け、永遠などない、という認識に基づいているタオさんの方のなんと切実なことか。
あるいはPiAの歌詞の『嘘臭くなさ』に改めて気づかされましたね。
曲調にしても「みんながこんなのやってるから」みたいなステレオタイプばっか。つ、つまらん……。
もちろん日本にも素晴らしいポップミュージックはたくさんあります。
20年ぐらい前だけど、深キョンのデビューアルバムに詞曲を提供したりもしていた、こなかりゆさんの「シャックリ」なんて、曲も歌詞も演奏も素晴らしいと思う。
あなたは睫毛も白髪になって 新星を見つけたと大騒ぎしてる
私は急須と湯呑みを持って 茶柱を見つけたと言いたいけど
あ、あー シャックリが止まらない
あ、あー 止まらないー
あ、あー 一発おどかして じいさん
芝生の上で孫たち トンボ返りをしてる
スプリンクラーが空に 虹を描いている
いつかは子供も大人になって 親になり夏が来るたび汗をかく
(こなかりゆさん、その後不幸な目に遭われたらしいことを今、知りました。
道理で新譜が出ないわけだ……)
これに似た歌詞で「おじいちゃんとおばあちゃんになっても一緒にいよう」みたいなのが今回のCDにあったけど、
実際におじいちゃんとおばあちゃんになった自分達の光景をユーモラスに具体的に描いているこなかさんのとは大違い。
J-POPとかいうジャンル、もうやめませんか。
J-POPと呼ばれないようなものには結構いいのあるのに。
カテゴライズしちゃうから型にハマろうとするんじゃねぇのかって思えて来る。
ちなみに私、台湾のポップスをC-POPだのT-POPだの呼びたくはありません。
2回聴いたらよくなるんじゃないかと思って2回聴いたけどもう聴きません。
その後に聴いたA-Linの同名唱片のなんとも迫力あったこと。
更にその後に何聴こうかな~と考えるまでもなくPiAの「真心話」聴いて世界がキラキラの風で洗われました。
これ何てジャンル? そんなのどーでもいい。
そんな感じの風通しのよさに笑顔になれました。
お願いPiAちゃん、C-POPだのT-POPだのJ-POPだのにはならないでね。