そんなわけでサンタバーバラの山です。
我々は今回ついに義父母の遺灰を
(義母の)遺言に従って山に撒きに来たのです。
もうずっと我が家に義父母の遺灰を置きっぱなしにしてあったのですが。
アメリカ人には家族のお墓という物がないので、個人のお墓を買って埋葬することになりますが、実は結構な数の若者たちが祖父母や両親の遺灰を持て余して一緒に暮らしているそうです。
粗末にするわけにもいかないし、かといって日々の雑事にかまけているとどんどん後回しになり。
それほど信心深いわけでもない。
家族の遺灰だから化けて出たところで怖くもないわけです。
うちの場合は義父はでかい墓が欲しい、妻と一緒に入りたいと言っていて、義母はサンタバーバラの山に撒いてくれと言っていたので、どうしたらいいか家族で話し合った結果、間を取って二人一緒に撒くことにしました。
この写真では雲が出てて見にくいですが、崖からやーっと撒いたとこは日が出ていて海がスカッと見えて良い感じでした。
義母の遺灰は献体に出したこともあって、普通の人の1/3くらいしかなくて、サーっと撒いて終わりましたが。
義父の方はやたら骨壺が重くておかしいなとは思っていましたが、逆さにしてザーッとやって、いくらたっても出てくる出てくる。
普通の人の3倍くらいは入っていました。
たぶんですが、焼き場で適当にその辺の灰も全部入れたと思われます。
あまりに大量の遺灰が次から次へと出て来て、海風が崖の下から灰を巻き上げて我々遺族にザーザーかかるもんだから、もう皆笑いが止まりませんよ。
おとーさーん!ってなって。
日本だと焼き場に家族みんなで行って、焼けて出てくるのを見守っているじゃないですか。
でもアメリカは病院で亡くなる時は医者が家族を病室の外に出して、まさにこと切れるその瞬間は立ち会わないのです(もしかしたら病院によるのかもしれませんが。
で、亡くなったらそのまま安置室に行き、焼き場にいつの間にか運ばれていて、骨壺を選ぶと遺灰を詰めてくれて、それを受け取りに行きます。
だから正直この遺灰が本当は誰のものだかなんてわかんないんですよねー。
まさかまるっきり別人ということは無いでしょうが、係の人が「この人大きかったから、この辺の遺灰全部入れとけー」ってした可能性はなくはない。
義父を撒いてた熊夫さんのスニーカーの中にまでまんべんなく遺灰がまぶされて、義弟一家も我々も粉だらけになりました。
映画のビッグ・リボウスキみたいな。
良い葬式だった。
それからドライブをして、山々を散策しました。
サンタバーバラの山って上の方こんな感じです。
霧が年中出る。
でかい松ぼっくり。
見晴らし台。
下の方に、ここはネイティブアメリカンの土地ですが!?みたいなことが書いてありました。
アザミが逞しく咲いています。
義父母どちらもルーツはスコットランドなので、これもまたご縁を感じますね。
どんどん霧が濃くなって、何も見えなくなっちゃった。
ところで、遺灰を山に撒くには国/州立公園の許可が必要なのですが、最近のあれやこれのせいで係員が全員首になっていなくなっておりまして。
我々の場合はちょっと遠くの管轄外の職員のところまで行かなければならなかったのです。
なんか車で三時間ぐらいかかるとこ。
そんなことを調べたり色々していたので、年単位で時間がかかりました。
でもちゃんと決着がついて良かった。
ブーマーの毛も一緒に撒いてやればよかった。
次回墓参りという名の山登りに来たら、持ってきてあげようと思います。
ちなみに同じ山に私有地を持っていたので、ロッキーは中腹に丸ごと埋まっています。
帰る前にテキサスBBQをもぐもぐ。
Que by Whiskey 'N Rye
38 W Victoria St, Santa Barbara
で。
はーパンが欲しい。
無事一泊で帰ってきました。
モモ。







