
さて、観光最終日です。
この日はスコットランド出身の友達が勧めてくれたアーサーズシートに登ってみよう!と朝から出かけます。
ついでに閉城中ではあるけれどホリールード宮殿の外側などを観ようぜ、ということになり、熊夫さんの足の具合がよろしくないことから、負担を軽減するためにタクシーに乗って宮殿まで行こうと提案したのですが。
熊夫さんは歩きたいのです。
街の道をうろうろ歩きたいというのが熊夫さんの一つの旅の目的であります。
この道筋をタクシーでビューっと行ってしまったのでは意味がない、と主張しますので、歩くことにしました。
ロイヤルマイルの端から端までありますけど、大丈夫でしょうか。
出発のお宿はエレファントカフェの隣から。

とことこ。
熊夫さんが休み休み行くので時間がかかります。
私は元気なので、今まで見逃していたものをじっくり見ることにします。
あれ?柱の上に何かいる。

ユニコーンでした。
スコットランド人はユニコーンが好き。

ジョンノックスの家だけどジョンノックスの家じゃないらしい所を、再び通過します。

まだ朝食を食べていなかったのと、熊夫さんが一休みと言うのでスコットランド風トルコ料理の店、Cafe Truraに入ります。
ここではトルココーヒーをいただきました。
底に残ったコーヒーの粉で占いをするということだったので、ネットで調べながらやってみました。
熊夫さんには経済的困難が暗示されました。

こちらがトルコの朝食セットです。
ソーセージとチーズ、トマトときゅうりなど。

こちらがスコットランドの朝食セットです。
やはりハギスと、赤く煮られた豆。

のたのた歩き回ります。
熊夫さんは休み休み。
私はうろうろ写真を撮りながら。

熊夫さんを待つ間、色んな路地をのぞき込んだりしていました。

昨日頑張って食べに行った、豚のサンドイッチのお店Oink Hot Roast分店を発見!
なんだここにもあるじゃんかー。
各店舗、毎日一匹の豚を丸焼きにしてお尻側から徐々に細切れにしていって、豚が無くなったらその日は閉店です。
まだ朝なので、豚準備中です。

昨日バスの二階から見ていた、少年が貴族に焼かれて食べられてしまったところ見つけました。

焼かれて食べられてしまったのは1817年なのでしょうか。

スコットランド国会議事堂です。
でっかい建物で近いので全貌が撮影できないのですが。
ここだけちょっと建築様式が全然違くてですね、2001年にカタルーニャ地方の建築家がデザインしたそうです。

モダン?

カタルーニャと言えば、こないだバルセロナに行ったじゃあーりませんか。
こういう感じですよねー。
エジンバラではちょっと浮いてしまいますけどね。

さて、ホリールード宮殿です。
朝一で出てきましたが、宮殿に着いたのは10:30頃です。
そして、ガイドブックには6月は閉城期間中とのことだったのですが、めっちゃ開いていました。
開いてるのかー。
じゃあ観るしかないじゃーん。
もーう。
入り口で日本語の音声ガイドを借りることができます。

門の方の写真です。
この宮殿はまだ現役で女王に使われています。
使っている時はもちろん観光客には公開されていないわけです。
今の王族がエジンバラに来るときは、エジンバラ城はあまりにも過ごしにくい仕様なので、こちらのホリールード宮殿の方を使うそうです。
ビクトリア女王などにも愛され、城の中は警備の問題上撮影できないものの、歴代の王が使ってきた寝具や食器、肖像画などが飾られていて見ごたえばっちりです。
メアリースコッツの夫が、妻の愛人(と疑われた人)を刺殺した部屋も入れてしまいますよ。
そしてアメリカからしたら、びっくりするくらい警備が緩いです。
荷物チェックもないし、実際展示物をべたべた触っている不届き者も何人か見ましたが、特におとがめなしのようです。
(でも触っちゃだめよ、と書いてあるし、触っちゃだめよ)
できればエジンバラに来たら見ていただきたいですが、閉城時期が長いので運ですね。

お城から出てきたので撮影可になりました。
これはお城の隣にくっついて建っているホリールード修道院です。
12世紀にできましたが、今は屋根が落ちて廃墟です。
廃墟大好きの熊夫さんが熱心に写真を撮りまくります。

立派な廃墟です。

全部野ざらしなのによく残ってますね。

立派な廊下。

解放されているってことは倒れたりする危険はないんでしょうけれど、ボロボロの柱。

ぼろりん。

民衆に襲われて破壊されたそうです。

棺も野ざらしですが、中身はさすがに入ってないですね。

ぼろりーん。
修道院を出て、再びお城の入り口付近に出ます。

熊夫さんと連携して、ここのジムを落としました。

やったぜ。
別に暇を持て余してこのジムを落としたのではなく、我々はガーデンツアーの開始を待っていたのです。
チケットを買う時に、宮殿のチケットと庭のチケットのよくばりセットを買ったのです。
ツアーは一時間毎だったかに適当に出発するので、若干待ちます。

さて、ツアーガイドさんがやって来てスタートです。
ガイドのお姉さんが言うには、今庭でお祭りの準備してるそうです。
何の祭か聞くと「アメリカの独立記念日よ。あははうちから独立おめでとう!」と祝われました。
「ところでなんでボストンでお茶会したの?うけるね」と鉄板ギャグ(?)を披露するお姉さん。

昔の日時計。
かつてお城の前にあったけれど、ジェームズなん世だかが邪魔だから庭の方に移動させ、それ以来時間がわからなくなってしまったそうです。
日時計だもんな…。

エリザベス女王も愛する庭です。
私の天敵、蚊が居なくてとっても快適。

右のでっかい柳の木。
世界中で絶滅したと思われていた木なのですが、この庭で最近発見されて、我まだ生きとったんかい!となったそうです。
ずっとここを手入れしている庭師にしてみたら、えーずっとここにありますけどー?となる発見でした。

色とりどりの花が咲き乱れております。
この日はスコットランドにあるまじき晴天で、気温もぐんぐん上がりちょっと汗をかきながら歩きました。
肌の弱い熊夫さんは、スコットランドで日焼け止めなんか必要ねえよ!と無防備に出てきてしまい、顔が真っ赤に焼けただれました。
ガイドのお姉さんも真っ赤です。
日光に弱い遺伝子を感じる…。

隅々まできれいに整えられた庭ですが、庭師は意外にも2,3人だけだそうです。
本当に?

先ほどの壊れた修道院、外から眺めることができます。

ここに、かの悪名高きヘンリー8世が、息子とメアリースコッツとの結婚を断られたことに激怒して、嫌がらせでイングランド軍勢を並べっぱなしにして圧力をかけたそうです。
迷惑じゃのう。

良い修道院は屋根なし修道院。

庭の一角に、急にふかふかの盛り上がった部分が現れます。
これは何世紀にもわたって、ここにお城から出る生ごみを捨てまくったごみ山だそうです。
今は芝を植えて隠していますが、ここだけふかふかしています。
足がちょっと沈みます。

米独立記念日を祝うお茶会の準備に余念のない英国王室。

思い思いに陽光を楽しむ国民。
後ろの丘が、我々がそもそも目指していたアーサーズシートです。

出口にエリザベス二世のかわいい写真で国民の心をがっちりキャッチしようとする作戦。

凛々しいところもアピールしてきます。
そして、宮殿出口にはクイーンズギャラリーという美術館があります。
アーサーズシートに行こうとしている私に、熊夫さんが言うには、今クイーンズギャラリーでやっているエキシビションがCANALETTOの風景画です。
熊夫さんはCANALETTOの大ファンだそうです。
ええー。
じゃあ観るしかないじゃん。。。
自分の夫が18世紀の風景画家のファンだなんて事実は、誰が知りえましょうか。
足を引きずりながら、またじっくり見るためにオーディオガイドを借りて行きます。
結局、かなりじっくり見たのでアーサーズシートは諦めることになりました。
ただのハイキングコースだからな…。
いや、また次回に。

完全にお昼をすっ飛ばしてきたので、おなかがすきまくりです。
14世紀に市庁舎として使われ、ちょうど時計のある所から収監されていた犯罪者が脱走したという建物を右手に、再びロイヤルマイルを戻ります。

そして我々がなんどもトライするも入れなかったバー。
the world's endに突撃です。
この時も席は空いておらず、バーで一杯飲みながら待つことにしました。

ぜひ飲みたかったギネス。
うむ。

他にも地ビールで乾杯。

ミートパイや、みんなが美味しいというマカロニチーズ、フィッシュアンドチップスなど定番をチョイス。
味は…大味でした。
大衆料理ですね。

ハインツのマヨネーズのボトルデザインがあんまりでした。
シリアスリー…グッド…。
実はthe world's endは同名のバーが出てくる、サイモンペッグの映画があり、そのファンだからこのバーに来たかったのです。
しかし帰国してから改めて映画を確認したら…。
違う!違うバーだ!!
うろ覚えだからモー。

手作りファッジのお店The Fadge House of Edinburghです。
(地球の歩き方の地図が間違ってまして、地図で見る道の反対側ですね)
ファッジってなんやねんと思っていたのですが、ゆるいチョコレートの塊みたいな、べたべたした甘い何かです。
甘すぎて私は5ミリでギブアップです。
砂糖のじゃりじゃりを感じます。

さて、とことこ宿の方へ戻っていき、途中気になるツィードのジャケットなどありながら、いやいやカリフォルニアでいつツィード着るねん、と思い直したりして。
宿の向かいのスコットランド国立博物館が、閉館間近なので駆け込みました。
なんせ入場無料ですからね!

キリンの横に立っているのは、カリフォルニアにも居たという巨大なナマケモノです。

イラストで描くとこう。

熊夫さんがどうしても見たかったのがこの方。
羊のドーリーです。
世界で初めてのクローン羊です。
はく製になっています。
健康に生まれたドーリーは、研究のために研究室にずっといて運動不足で早死にしました。
もったいなーい。

ドーリーはぐるぐる回る台に乗っています。

キルトを織っている織機。
縦糸に。

横糸を渡すと、キルト柄に。
と、ここで閉館時間になってしまいました。
もっと見たい充実の展示でした。
熊夫さんはアーサー王と円卓の騎士のなんだかいう置物が見たかったそうですが、見つけることかなわず。
追い出されました。
追い出す時の係の人は本気です。
容赦なく追い立てられます。

ジョージ4世というレストランで、ちょっと早めの夕食です。
今回初めて食べたスコッチエッグ。
周りの肉が薄くて、卵が堅めで美味しい。

最後に、ロイヤルマイルでとどめのお土産を買い集めました。
奥に海が見えますね。
小さなウィスキーの瓶を買って宿に戻り、飲みながら荷造りをしました。
明日は早朝の便で帰ります。
大量のティーバッグを購入し、荷物の隙間につめていきます。
隙間があるとウィスキーが割れてしまうし、かといって重たいものを詰めたら重量オーバーになってしまいますから。
今回はティーバッグの箱が軽量かつ丈夫さで満点、選ばれました。