立岩さんからは、居住候補として立岩ハウス(立岩さんの自宅)も考えられることが提案されました。

「1)私のところの新棟はこれから工事で、空間も利用者にあわせたものにしようと思います。

グループホームの制度を利用するというのも、実質入居者2人からありということで、ありうると思っています。その場合には介助は介助として重訪の制度を使いつつ、居住について制度が使えるのではないかと調べ始めてはいます。

2)その大阪の施設が今よりもよいということであればありだと思いますが、そこのところはだいじょうぶですか?」

 

今、立岩さんの家は改築の真っ最中である。

立岩さんの家は坂の途中にあり、玄関までいくのに狭い階段を登らなければならない。

バリアフルな構造になっている。

それを改築して、エレベーターをつけたり、部屋もALSの人や重度の障害を持つ人たちが生活できるようにしようとしているのだ。

それがいつになるかはわからない。

わからないなりに、予定では年内ということで進められている。

そんなこともあり、立岩ハウスが居住場所として、立岩さんから提案されたのだ。

だが、立岩さんも、いつ完成するかはっきりとは言えない状況での提案なので、同時に都子さんからあった大阪の施設の可能性も含めていた。